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彼女の日常はシンデレラ
また遅くなってしまい、申し訳ありません・・・。
彼と別れて、足早に家路につきました。
もう、あの雰囲気に触れたく無かったら。
「ただいま帰りました」
鍵を開けて、ポツリと呟いて、靴を脱ぐ。
誰も居ません。
弟は、部活と嘘を吐いて…
女の子遊びに精を出しているでしょう。
姉もきっと、同じ事をしているのでしょうね。
私には理解し難いですが、本人達は楽しいらしいです。
だから私は、関わりません。
二人に比べて、私は綺麗ではありませんから。
損な目に会うのが分かってるのもあります。
とにかく…
「私がやらないといけません…」
全ての家事を。
お金の援助をしてくれている
おばさんの負担を出来る限り抑えなくてはいけません。
なので、三人になったあの日から
食事、洗濯、掃除
その全てが私の仕事です。
誰かがやらなければ
その誰かはしないのです。
「大変だね」
「ッ!?」
え…?
「それをする為に、遊ぶ事も出来ないなんて」
「あ…なた…は……!」
後ろにいたのは、…告白をしてきた…
「智衛…さん!」
でした…




