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一人ぼっちな私と君。  作者: 稀燕
彼女、その心境。
2/16

空白に落ちた日。

日課にできるよう頑張ります。









「…誰ですか?」

「は・・・?」



何故…こんな事になったんでしょう…。






教室に入ってすぐ違和感がありました。


…女子が、色めきたっている。


…出来れば、その出来事に巻き込まれたくないものです。


しかし、それを神様は許してはくれませんでした。



「…」



私の席の前に男子が座っています。


そこは太った女子が座っていたはずの席です。


…椅子は、前に向いてるのに彼の向きは真っ直ぐ…


逃げたいです嫌な予感がしますはやくどいてくださいさっさと!!


ですが、そんな事は露知らずと言った男子は


私を見るとにっこり笑いました。


クラスの女子を失神させるほど、美しい顔で。



「…あの…」

「ん?」



優しそうな声です。


他の女子が騒いでる理由にはなりそうです。


ですが私には関係ないです。


さっさとこの問題をクリアしなければ。



「…誰ですか?」

「は・・・?」



は、と言われましても…。



「いや本当に誰ですか、全く知らないんですが」

「…本当に君は周りに疎いんだねえ?」



クスクス笑っても視線を逸らさない。


…この人、苦手です…。



「じゃあ、自己紹介をしよう」

「…」



あ、話を聞かない人ですね。



「ボクの名前は智衛さとえ 代羽ようだよ、灯翠さん」



何故



「何故、私の名前を知っているんです…智衛さん」



…なんだか、寒気もしてくるようです。


何故、姉じゃなく…私なのですか。



「ボクはこの学校に入ってから誰からも声を掛けられるけど…君はしなかったよね」

「その言葉はなんですか」

「君が好きなんだ、付き合ってくれない?」



私は、何を言われたんでしょうか。


これは告白なのでしょうか。


だったら答えは一つです。




「お断りします」

「即答!?」



私は色恋沙汰で時間をかけている暇はありませんし…




思わず目を細めて自嘲する。


私には、そんな資格など…ありはしない。





赤が見える。


赤い火が、赤い血が、赤い…服が。


赤に包まれる。


悲鳴が聞こえる。


おねえちゃんの、声。


泣き叫んで、私を包まっていた何かを揺らす。


あれは…


お…あ…さん……





「…さん、ひ……ん、灯翠さん!!」

「!!!!」

「良かった、気がついて…」



暫く反応が無かったのか


必死に私を揺さぶっていたよう…です。


さっきの記憶と重なって中々気付きませんでした。


…とにかく。



「さっきはすみませんでした、暫く呆けていたようです」

「あ…いやいや」

「ですがさっきの話はお断りです、元のクラスに戻って下さい」

「…」


なにやら今度はあちらがポカンとしました。


…何故?



「本当に周りに無頓着なんだねぇ」

「何ですか、その呆れ顔は」

「ボク、もともと、ここのクラスなんだけど…」



は   い    ?










少し修正しました。(5/4)

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