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一人ぼっちな私と君。  作者: 稀燕
彼女、その心境。
11/16

色付いた世界、見えたモノ。

お気に入りして下さってありがとうございます。

ちょっと頑張ってみます。










空が見えた。



蒼く蒼く澄んだ空。


暖かな太陽と遠くで流れる雲。


瑞々しい草と咲き誇る花の真ん中で


私が誰かと笑ってる。


その人と私の間で小さな女の子が眠ってる。


とても暖かい風景。



私は、手放したくないと




思った。












あれから、雨が止んで車で帰った。


代羽くんはバスと電車を乗り継いで来たらしく。


せっかくなので送っていくというおばさんの意見に


それじゃぁ甘えてと帰ってきたのが一昨日の事。


よく私たちは風邪を引かなかったものです。



そして今日。



私は一つの決心をする。











いつも通り起きて


いつも通りご飯を作って


いつも通り家事をして


いつも通り、いつも通り


でも何故でしょう?



セカイが、明るく見えます。





「おはよう」

「おはようございます」






そしていつも通り学校へ行くと


代羽くんが笑って教室に立っていました。



「なんか…」

「はい?」

「なんか嬉しいな、灯翠さんに挨拶して返してもらうのが」



一緒に教室に入って話す事が、楽しい。


先週にはなかったこの感情…やっぱり、これが…。



「私も…」

「ん?」

「私も……嬉しい…です」

「!!」









「だから、アイツを忘れるくらい僕に夢中になって?」








一度目の告白は諦め、二度目の想いの吐露は引いて。


そして


三度目の求愛は?



「は…い……!」




忘れるなんて出来ない。


けどそれ以上に愛しく思えた。



私の為に愛が激情を生む程に


私の為に仄暗い記憶へ足を踏み入れるほどの覚悟に


私の為に追いかけてくれる程に活力が出る事に


私の為に傷付いて泣いて言葉を言える程に強い想いに



笑って泣いて怒って笑って。


そして真摯な心に、惹かれてしまった。



だから、手を繋いだ。


だから。










「貴方に、恋したんです」



放課後、学校内に設置されている公園で二人並んで噴水を眺める。


私の全てを話した。


諦めてた事、苦しかった事、貴方が告白してからの全て。


あの事も含めて、言えなかった事も。


手を繋いで、同じ視線で同じものを見る。


それだけで、気持ちが満たされる。



「うん、ありがとう」



強く握られる。


貴方の心が表れたみたいに。



「ありがとう」



自然に見つめあった。


瞳を向ける瞬間も一緒だったみたいで。


目を合わせて笑ってキスをする。



「君に恋出来て良かった」

「私も、恋する相手が…貴方でよかった」







もう嘲笑は聴こえない。


もうお母さんとお父さんが夢で出てくる事はなくなったけど


笑って見守ってくれる事が分かってるから、大丈夫。









夕焼け色に染まった教室の夢をまた視ました。


けど。


もう怖くないですから、だって。



「私は灯翠、私は私で、お母さんと混同しても私はお母さんじゃないです」



そう言って笑えるんですから。





その教室にいる





おじさんに、思い切りビンタをするくらいに!






ある意味超展開。


こっから第一章エピローグとかおまけとか。

色々続く。

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