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第1章 1 門出

あー、今日なにしよう。というか、まず何食べよう。クラウンジャム塗ったトーストでもいいかなぁ。んー、でもクラウンの実取りに行くのメンドイしなぁ……ん? なんかおかしいような……。

 んんん? 


「……ここどこ」


 なんでベッドの上? というか、なにここ。


「やっと起きたか」

「……とりあえずさくっと殺していい?」

「おい、わざわざ連れてきてやったのに扱いひでぇな」

「誰が頼んだのよ……で、ここどこ」

「どこって、俺の部屋」

「誰もそんな事聞いてないわよ。ここが“どこか”ってきいてんの」

「どこって」


 ――地球だけど。


 なるほど、あの後どうなったかは現状で把握できるけど、あのあとティアから『災悪の惑星』(地球)に連れてこられたわけ……。


「じゃ、帰るわ」

「帰るっていっても、門くぐれねぇぞお前」

「は?」

「門くぐるんだったらシークじゃねぇと無理だし。そのまえに通行料払えねぇだろ」

「……」


 なにそれ。てか、こいつ。


「あんた、それわかってて連れてきたわけ?」

「じゃああのまま草原の上に転がしとけばよかったってか?」

「少なくとも、災悪の惑星に連れてこられるくらいならそのほうがマシよ」


 といか、ティアに私をどうにかしようなんて考えを起こす奴なんていない。無駄だとわかってるから、無意味(・・・)だと知っているから。


「ったく、あんたのせいで面倒なことになったじゃないのよ……」

「転送魔術くらいつかえるだろ、ギンロウの魔女なら」

「災悪の愚民の発想やめてくれる? 次元間超えるとなると超高密度真空間に穴をこじ開けないといけないでしょうが。いくら私でもそんなことしたら越える途中で真空間に飲み込まれて即死よ」

「じゃあシークになって金稼いで正当方で門越えるしかないな」


 このクソヤロウが。ニヤニヤした顔でいうじゃないの。


「で、どうする? シーク認証試験受けるか?」

「その回答は受ける意外に用意されてるわけ?」

「さあ、どうだろうな?」


 こいつ……。


*** *** ***


「で、何これ」

「何、って見ての通り初期装備」

「だーかーらー、なんで私がこんなのつけなきゃいけないのよっ!? ってか、こんなゴミみたいなのつけてるの無意味でしょうがっ! かえって邪魔」


 しぶしぶ朋弥について行くと、かなり大きい建物の中にはいっていった。構造としては、2階建てのコ鉄筋コンクリ。

 1階には受付カウンターとラウンジ、奥に通じる通路と食堂と医務室その他。2階にはリラクゼーション室などなど。そして今私は、1階の受付カウンター奥の広間にいる。紙切れ同然の初期装備とやらをつけさせられて。


「初階級者はそれつけねぇと門くぐれねぇから脱ぐなよ」


 門くぐったら絶対脱ぐ。そして捨てる。


「で、なんで朋弥は重装備なわけ」

「なんでって、シーク歴何年だと思ってんだよ」

「んなの知らないわよ」


 朋弥の格好はティアで見たそのまんま。あー、思い出すだけでも腹が立つ。てか、ヴィマナどうやって防いだってのよあんとき。そもそも、なんで私が負けんのよ。


「じゃあラグジュアブールで」


 朋弥がそういうと、広間奥の両開きの扉が開いてかなりヤバげな色合いのワームホールみたいなのがあった。


「おーし、行くぞー」

「な、ちょ、待ちなさいよっ!」



はい、1話です。

コンセプト、というかツバサ+モンハンってこんなんじゃね? って考えで書いてるんですけど、今さらですけどモンハンやったことないんですよね。家にある最新ゲーム機PS2ですからw


さて、ギンロウの魔女ことイグリーフ・マリアと高峰朋也の両2名がラグジュアブールに行く話です。

一応、今のところでは1章はマリアがハンターになるまでを書こうかなぁっと思ってます、はい。


では次回!

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