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満載グリム童話・昔話集:その重みに耐えかねて  作者: イグアナ


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狂犬の宣誓と一千万のGパン戦線 〜Royal Denim Hunt: The 172cm Sovereign〜

 アリスたちが敷いた「論理的な沈黙」の平原を、突如として巨大な影が覆いました。

 空を裂いて着陸したのは、馬の代わりに「一〇〇万匹のマッチ売りゴリラ」が、一房のバナナを巡って時速三〇〇キロで爆走・牽引する、全長五〇〇メートルの「鋼鉄の成金馬車」でした。

 中から降り立ったのは、この世界ではもはや「塵」に等しい身長一七二・〇〇〇〇〇〇〇〇センチメートルの絶対国王でした。

 しかし、その背後に控える実娘、身長二一二センチメートルの王女が放つ威圧感は、周囲の大気圧を「十万人の乙姫」が潜む深海並みに跳ね上げ、付近にいた「一千万人の精密法師」たちの眼鏡を一斉に叩き割りました。

「カラバ公爵。我が娘の機嫌が『一ミリ』でも損なわれる前に、その『斜め移動しかできない変な動物ブレーメン』共を、その犬どものデニムの裾で雑巾にせよ」

 一七二センチの小柄な国王が、踏み台の上から冷酷に命じると、一七五・五センチのカラバ公爵は恭しく一礼。地平線を埋め尽くす「一千万匹の狂犬チワワ」に、全宇宙を揺るがす最終命令を下しました。

 一千万匹のチワワたちは、全員が「一千万人の精密法師」が涙ながらに織り上げた、リーバイスですら二度見する超高硬度デニムを履き、その極小の牙には「二百万人のヘンゼル」が撒いたパンを「一億気圧」で圧縮・焼結させた、「食べられるダイヤモンド牙」を装着していました。

「王の御前だ! お前たちのジーパンの『股下の長さ』を、この国の新基準の単位ユニットとせよ! 異を唱える者の物理法則は、すべて『股下サイズ不足』として却下する!」

 一千万匹のチワワが一斉に「キャン!」と吠え立てると、その高周波咆哮はアリスの論理障壁を「単なる騒音」として物理的に粉砕。

 彼らはデニムの摩擦係数を「一千万倍」に跳ね上げた超高速ステップで、アリスが設定した「盤上のルール」を物理的に踏み荒らして無効化し、転倒していた「ブレーメン同盟」の動物たちを、王女の「高級リビング用ラグ」にするべく、次々に洗濯バサミで制圧しました。

 さらに、チワワたちは「182cmの星の金塊」に群がり、彼女の黄金の体を「一千万本のデニムの脚」で埋め尽くしました。

 二一二センチの王女は、デニムの海に埋もれた黄金の少女を指差し、

「お父様、あの『光る巨大たまごっち』を私の着せ替え人形にしたいわ。服は全部デニムにするけれど」

 と、一八二センチの少女の自尊心を、その巨躯で見下しながら冷酷に、かつシュールに粉砕しました。

 一七二センチの国王は、自らの身長へのコンプレックスを爆発させるかのように、一八二センチの少女が積み上げた黄金の砂を、わざわざ「つま先立ち」で一蹴。

 その必死な蹴りから放たれた衝撃波は、不運にも海辺で日向ぼっこをしていた「十一人のただのおっさん」の白骨死体を、大気圏外まで弾き飛ばして「新しい星座」に変えてしまいました。

 今や、このカオスバースは、一七二センチの「踏み台必須の権力者」と、二一二センチの「物理的暴力娘」、そして一千万匹の「デニムを履いた狂犬」による、「世界最大のGパン直売所」へと成り果てたのです。


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