ブラッドウルフの群に襲われているレッドベアに襲われた番の蜘蛛の魔物を救う。
この作品を選んで、お読で頂き、ありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
私と父の率いる騎士団は森を奥へと進んでいくとウルフの仲間を呼ぶ遠吠えが聞えてきたので、その遠吠えが聞えた方角へと向かう事にした。
「う~ん、これは仲間を呼んでいるな、丁度いい一猛打尽にするチャンスだぞ、皆の者いくぞ」
父のギブソンが騎士団に気合いを入れる意味で声を張り上げる。
どうやらブラッドウルフの群も獲物の狩りをしている様で、分散して獲物を探している様で狩る獲物が見付かり仲間を呼び寄せている様である。
「ウォー、ウォー、ウガァー・・・・」
「ウゥ~、ワオン―、ウグー・・・」
私達がブラッドウルフの群を見つけると、どうやら体長が3mはあろうかと思うほどの大物のレッドベアと戦闘中であった。
ブラッドウルフの群は30体程でそこそこの群ではあるが暫らくは草木の陰などに隠れて静観して様子を見る事にして、何方かが弱わったのを見定めてから討伐を始める事にした。
ブラッドウルフの群もレッドベアーも戦闘に夢中で私達の存在に気付く事もなく、ブラッドウルフ達は次々とレッドペアに襲い掛かり、レッドベアも必死に爪を立てて応戦している。
私がその様子を見ていると少し離れた草むらから小さく鳴き声が聞こえてきたので、そ~とその様子を見に鳴き声のする方向へ寄っていくと、ピンクと白の縞模様に青と赤の縞模様の蜘蛛の魔物が寄り添いっていて、どうやら番の様である。
「キューイ、キュイ、キー、キュイー・・・・」
そして近寄って見るとピンクと白の縞模様の蜘蛛の足が何本か欠損していて苦しんでいる様で幾つかある目から涙らしきものが流れていた。
私は見てるうちに怪我をしている蜘蛛の表情が愛らしく見えてきて、近寄ると青と赤の縞模様の蜘蛛が私を睨みつける様に見つめてきた。
「シー、頼むから大人しくしててね、直してあげるからね」
私は人差し指で口に静かにする様にお願いすると、取敢えず様子を見る事にしてくれた様で静観の構えでいてくれたので、私は青と赤の縞模様の蜘蛛の頭を優しく撫ぜる。
二体の蜘蛛の魔物はピンクと白の縞模様の方が頭からお尻の先までが40cmほどで、青と赤の縞模様の蜘蛛の方が50cmほどの大きさで比較的に大人しいタイプの蜘蛛の魔物と判断した。
私の見立てではレッドベアに捕食されそうになって逃げていたのかなと思うと、何だか痛いたしい名との思いに駆られて、レッドベアとブラッドウルフの群の戦闘が行われている方を見つめる。
私はとにかくピンクと白の縞模様の蜘蛛の魔物にエクストラヒールを掛けて、欠損した足を再生させると同時に無数の怪我も直してあげた。
「う~ん、可愛い、大丈夫かな、モモちゃん」
私は思わずピンクと白の縞模様の蜘蛛を抱き上げてモモちゃんと呼んだ。
「キュイ―、キュイー」
モモちゃんがふた鳴きすると行き成り抱きついて来たので一瞬驚いたけど、どうやら懐かれてティムした様である。
すると青と赤の縞模様の蜘蛛も私の背中に抱きついて来たので、あっ、ティムして欲しいのかなと思い、名前を付けて上げる事にした。
「うふふ、じゃ、青いのが特徴だからスカイでどうかしら」
「キュイー、キュイー」
スカイもふた鳴きして応じるとティム出来た様で、私的には目的達成である。
「お嬢様、こんな所で何を・・・・、ってまさかティムしちゃったのですか」
ヨシュアが私の所に様子を見に来てくれて、私の前後にモモちゃんとスカイが抱きついている様子を見て呆れる。
「お嬢様、まさかその格好で戦闘するのですか、もう少しで始まりますよ」
「うん、大丈夫じゃないの、モモちゃんもスカイも応戦してくれるって云うから」
どうやら、私とティムした事でパワーアップしたみたいで、スカイはお尻の先から毒針が打てるようになり、モモちゃんは鉄壁防御の糸の盾が構築できる様になった様である。
「まぁ、お嬢様ですから、何があっても驚きはしないですけどね、それでは配置について下さいね」
「うん、分かったわ、モモちゃん、スカイよろしくね」
「「キュイ―」」
モモちゃんとスカイ揃ってひと鳴きする。
どうやらレッドベアは虫の息で倒れ込み、ブラッドウルフも半数が虫の息で倒れて勝負としてはブラッドウルフの群の勝利であるが、父のギブソンの戦闘の始まりを告げる。
「よし、全員抜刀、行くぞ」
「「「「「オォ~」」」」」
騎士団全員が奇声を上げてブラッドウルフの群との戦闘が始まる。
ブラッドウルフの群もレッドベアとの戦いで満身創痍だったのか、私達の騎士団との戦いは僅か10分程で全滅させる事ができた。
ブラットウルフの亡骸は魔石だけを取り出して、後は土魔法で穴を掘りそこへ投げ捨てて焼却処分にしてから穴を埋める。
レッドベアは後方部隊に荷車を持って来て貰い、亡きがらを持ち帰り騎士団の詰所で解体作業をして薬品や食材の素材として活用する。
「ところでアディナ、その二体の蜘蛛の魔物をティムしたのか」
「えっ、そうよ、可愛いでしょう」
「まさかと思うが嫁入りの際にも連れて行くのか」
「えぇ、当然でしょう、私の従魔だもの置いて行く訳がないでしょう、大丈夫よ、サンディにも伝えておくから」
「はぁ~、やっぱり俺は娘の育て方をどこかで間違えたのかな、何でこんなに破天荒な娘に育ってしまったのだろうか」
父親のギブソンは娘のアディナの破天荒振りに大きく溜息を吐き頭を抱える。
私はモモちゃんとスカイを自室に連れて行き、ソファーに座らせてからどんな住処にするかモモちゃんとスカイの意見を念話で確認する。
モモちゃんもスカイも私の傍に居られれば別段どこでも良いと言う事なので、私の部屋にいて貰う事にした。
それからスパイダーシルクの件をお願いすると、巻くものが有れば何時でも出してくれると言う事なので、糸巻車を二つ直ぐに購入して部屋の片隅へ大きなテーブルを用意してその上に糸巻車を置いた。
一応私が遠出する時はモモちゃんもスカイも一緒に連れて行って欲しいとの事なので、その事だけは約束して屋敷内にいる時は私の部屋にいると言う事である。
「うふふ、モモちゃんもスカイもいい子ね、手間が掛からなくていいわ、食べ物は何でも好いのよね、後でご飯を持ってくるからね」
私は上機嫌で厨房へ行き、今晩のメニューを確認するとお肉と野菜のサラダの様なのでモモちゃんとスカイを夕飯時にダイニングへ連れて行く事にした。
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