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前世の記憶を持つ辺境伯爵令嬢は加護持ちの大聖女である事を隠し、王太子殿下から婚約破棄された後に隣国の幼馴染の王太子の元へ嫁ぎます。  作者: 榊原 レンガ


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レイモンド帝国の動乱の始まり。

この作品を選んで、お読で頂きありがとうございます。

この物語はフェイクションです。


物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。

 私はハーベスト商会の王都支店長でもある従兄のユリュウスと担当者の3人で漫画と絵本と子供用の玩具の制作会議を繰り返し行われた。


3人で頑張って僅か一月半で何とか雪が本格的に降る前までに制作製造に扱ぎ付け、特に制作担当者のディオールが奮闘してくれて商品化し販売を始める事が出来た。


「う~ん、後は売れるかどうかたけど、まぁ、様子を見て増産すれば良いわよ」


「まぁ、これだったら、あまり季節も関係ないし腐る心配はないからね、気長に待つとするよ」


「そうですね、もし成功すれば新たな産業にもなりますしね」


私は従妹のユリュウスと担当者の3人で何とか商品化して販売に扱ぎ付けた事で、慰労会を兼ねた会食を商会が経営するお洒落なレストランで行った。


 その頃にはディアラナも無事に可愛い女の子を出産してティアラと命名して、ディアラナも子育てを始めたけど、お乳があまり良くないので乳母を探すか検討を始めた。


当面は私がお乳を与えてやり過ごすけど、私のお乳の出は未だに止まる気配がないので、ダティスとティアラに飲んで貰って丁度いい感じである。


 ディアラナが出産を終えて3日後にはサティラも懐妊して3ヶ月目に入ったと診断されて、王家一同でサティラの懐妊祝いの会食会が賑やかに行われた。


 私はディアラナと二人で協力し合って子育てに奮闘する日々ではありますが、平穏な日々を過ごしておりましたが、そんな折にちょっと厄介な事が起こりました。


何んとレイモンド帝国の皇女姉妹と護衛の近衛騎士の3人が亡命したいと、帝国の国境の街ディアントスからハーベスト商会の担当者が困り果てて王城に連れて来たのです。


 国王ルドルフは慎重に扱わなければ、それこそ開戦の口実を作られるとの考えで城の第一応接室に皇女姉妹と護衛の近衛騎士を通して事情を聴く事にした。


 その会談に何故か私とサンディも呼ばれて参加して国王ルドルフと3人で事情を聴く事になって、今皇女姉妹と後方に控える護衛の近衛騎士と向合っている。


「お初にお目にかかります。第一皇女のアディラナと申します」


「私は第二皇女のレイティナと申します」


「私は第一皇女専属の近衛騎士リズベルトと申します」


「うん、私が国王ルドルフだ。隣に居るのは王太子のサンディと第一妃のアディナです。今後の事はこの二人に対応を任せたいと思うので同席させた」


「そうですか、それでは事情を話しましょう、今私達皇族で後継者争いが始まってしまい、私達は側妃の娘であり後継者争いには関係ないのだが、私達を有力貴族に嫁がせ味方に引き込もうと兄二人が勝手に揉めてまして」


「ふ~ん、後継者争いか、まぁ、帝国となるとな、うん、それで、どうなされたいのかな」


「私は後ろに控える近衛騎士リズベルトと婚約が決まっており、今さら破棄して他の所に嫁ぐ気はない。私もリズベルトを愛しているのです」


「私は帝国には居たくないので他国へ嫁ぎたく、その噂で聞いておりますが、出来れば私もそちらのサンディ様の妃にして欲しいのです」


「あら、サンディはモテるわね、でも4番目の妃になるけど、それで良いの」


「はい、何と言いますか、どちらかと言いますと、そのアディナ妃とお近づきになりたいのです」


「うっ、私ですか、アハハ、私って案外人気者なのかしら」


「あぁ、アディはかなりの人気者だと思うよ、私も大好きだからね」


「私もアディナ妃の傍ならレイティナも幸せに暮らせるのではないかと、他の二人の妃も幸せに暮らしていると噂で聞いているわ」


「うん、それは良いけど、条件としてはサンディとちゃんと毎晩子作りに励んで貰うけど大丈夫かしら、サンディって絶倫だから大変なのよね」


「まぁ、サンディ様は絶倫なのですか」


「そうよ、私も新婚当初は毎晩10回以上抱かれていたのよ、だから第二妃のディアラナ様を口説き落として妃にしたのよ、第三妃も私が妊娠したからよ、第二妃のディアラナ様が大変だからよ」


「おいおい、アディ、何も夜の営みの事をここで話さなくても良いだろに」


「いいえ、大事な事よ、どう私と二人でサンディの相手をしてくれる。今ね第三妃のサティナ様が妊娠致したし、ディアラナも出産を終えたばかりだしね、私一人なのどうかしら」


「え~と、それはアディナ様と私が同じベッドで二人でサンディ様のお相手をすると言う事ですか」


「勿論よ、別々の部屋にする必要など御座いませんわ、だから私は側室は認めません。全員私と同じ妃として娶らせます。因みに妃を5人までと考えてるの、どうかしら」


「え~と、何と言いますか、アディナ妃はかなり常識破りなお考えを持っていらっしゃるようですが、陛下は同の様にお考えなのですか」


「う~ん、私か、一応だが我が国の法では王太子妃の二人目以降は第一妃の権限で妃と側室を選出する権限があるのでな」


「仮にレイティナを妃にするとアディナ様が認めたらどうなさるのですか」


「まぁ、国王はそれに対して賛否を下さすだけだが、今のところ拒否する理由がないのでな認めている。因みに帝国の皇女を娶るのに安易に拒否は出来んだろ」


「うん、レイティナ様の件は保留という事でね、先ずは皇帝の許可も必要でしょうし、それよりもアディラナ様とリズベルト様の婚姻を何とかしまょうか、リズベルト様は皇女様と婚約なさるほどの家柄なのですか」


「私の家は帝国唯一の鉱山を所持しているので、ある意味帝国の懐刀と言って良いでしょう。だから皇女アディラナ様とは幼い頃に婚約を交わした経緯があります」


「なら、リズベルト様は領地を持って独立しましょうか、そうなれば後継者争いなどしていられませんわ」


「なるほど、独立か、それは好いかもしれませんわね、兄達に一泡吹かせそうね、面白い発想ね」


「出来れば帝国の勢力を分散したいのです。そうすれば我が国の脅威も軽減出来ますわ、まさに一石二鳥です」


「ところで独立と言ってもどうするのですか、何かお考えでもありますか」


「出来れば武力衝突は避けたいので経済侵略ですね、リズベルト様が独立なされば、他に着いてくる領主は周辺に居ますかしら」


それから独立する為の作戦会議が行われて、反皇子派の領主が皇女姉妹の兄が婿養子として今は領主となって納めるリディアス伯爵家は貨幣工房で帝国の貨幣モンドを造幣している。


それと姉妹を逃がしてくれた国境の街の領主のディアントス辺境伯爵は姉妹の母親で亡くなった側妃の実家でしかも穀倉地帯です。


それとリズベルトの御実家で鉱山所有のディバーン公爵領を王都にして独立してディバーン王国を建国する計画で我が国が承認する予定である。


サンギプス伯爵領は鍛冶工房を多数有して帝国の武器を製造する領地で、ディバーン公爵家とは縁戚関係であり信頼関係が強い。


シプルス子爵領は縁籍あるサンギプス伯爵から武器の提供を受け、魔境の一つであるイプリス森林で魔物を狩って帝国の魔物肉の主要産地となっている領地である。


 この五つの領主が今の皇族の後継者争いに冷ややかで反発しており、姉妹の兄あるリディアス伯爵は貨幣の造幣を止めて帝都へ供給を止めているという事である。


 私はその五つの領で独立して帝都への経済封鎖し、新たに建国した国を我が国の経済圏に入って貰い、我が国を通じて他の属国には商取引を通じて貨幣を供給する事を提案する。


「帝都を経済的に混乱させて二人の皇子を追い詰め廃嫡させて国外追放に追込み、御二人の兄を次期皇帝へ致しましょう。追放した皇子二人をディストリア公王国の騎士団に押し込みましょう」


「それは面白そうね、直ぐに話を進めましょう。私達の結婚を阻む二人を私は許さないわ」

皇女アディラナは私の話を聞いて賛同する。


 皇女アディラナはリズベルトを見つめ合い、私が計画した作成にリズベルトも賛同して早々に明日から根回しする為に私とサンディと共に皇女達に協力する事になる。

お読み頂きありがとうございます。

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お陰様で1万PVを達成致しました。ありがとう御座います。

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