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前世の記憶を持つ辺境伯爵令嬢は加護持ちの大聖女である事を隠し、王太子殿下から婚約破棄された後に隣国の幼馴染の王太子の元へ嫁ぎます。  作者: 榊原 レンガ


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経済発展と食文化の広がり繁栄へと導く。

この作品を選んで、お読で頂きありがとうございます。

この物語はフェイクションです。


物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。

 私は息子のダティスの子育てに奮闘中の日々を過ごしている間にも、ディアラナも順調にお腹の子も育っていて出産予定日まで後一月と行ったところである。


季節は冬を迎えようとし少しずつ寒さが厳しくなってきているけども、冬の間も余裕で過ごせるように食料の備蓄も商会を通じて盤石である。


 冬になり雪が降り始めると魔境リベルの大森林の魔物達も何故か鳴りを潜めるので魔物肉の供給が途切れるので、今まではそれを見越して保存肉として加工する。


ただオディアニア王国にダンジョン都市が出来た事により、魔物肉の供給は年中無休となり、ある程度の魔物肉は供給き確保されているのでオディアニア王国の財政はかなり潤っている。


ハーベスト商会で運営している農園ではガラスハウスで冬でも野菜の栽培が出来るので、ガラスハウス栽培がディアント王国とオディアニア王国などの関係国の間でも広まり冬場の食糧難に陥る事はほぼ無くなっている。


 オフマンディ王国でも小麦の収穫が豊作で、収穫されたのは小麦粉に加工されてうどんとパスタとマカロニに加工されて保存食にもなり、外貨獲得の主要特産品ともなっている。


今年冬は食料難で苦しむ事は無くなり、国民の多くが新たな産業で稼げるようになり飢える心配がなくなり、魔物肉の供給も行き届く様になり経済的にも落着いて来ている。


 ドリニアス王国の王都の近くの漁港の街もオフマンディ商会で魔物肉の販売がなされて、魚介類と廃棄していた昆布の買付けが増えたお陰で漁師達もかなり稼げた。


漁師達は冬の3ヶ月間は漁を休業するので、その間の生活する収入分は十分稼げたので、休業期間も余裕で生活もで魔物肉も商会から今までにない安値で買えるので食料に着いても心配が減った。


 王妃様の部屋で女子会が行われた時に私が感謝の手紙が届けられるている話題となり、サティナも母国がだいぶ経済的に潤ってきた事を喜んで、私に感謝してくれている。


「アディナ様のお陰で私の実家も随分財政的にも潤ってきて助かっていると言ってましたわ、ありがとう、私も何だかここに嫁いできて良かったと胸が張れますわ」


「うふふ、それは良かったわね、でも、サティナ様ここで喜ぶのはまだ早いですわ、私はまだ満足できてないのよね」


「えっ、まだですか、また何かやらかすのですか」


「まぁ、アディナ様は底が知れないからね、また何か仕出かす予感がしますわ、まぁ、私としても何を仕出かすか楽しみで期待してますけどね」


「うふふ、そうね、ディアラナさんの言う通りね、陛下もアディちゃんが大人しくしてくれれば良いがと心配してるわよ」


「アディナお義姉様、また何か面白そうな物を作ってください。オセロとかトランプも面白いけど他にも娯楽品が欲しいですわ」


「あ~、娯楽品ね、そう言えば最近忙しくて、そちらには手が回りませんでしたね」

私はダティスを抱きながら、少しは考えようかなと思い始める。


私にとっては魔法書が娯楽の一種だったから、あまり考えてこなかったし、オセロとかトランプは学園時代に暇つぶしになればと商会に頼んだ物である。


 これから冬に向けて雪が降り始めると仕事が出来なくなり、家に居る時間も増え暇な時間が出来る民達も増えてくるので、その時に遊べる娯楽品としてトランプやオセロが売れる時期でもある。


 ハーベスト商会では私がアイディアを出して様々なもの過去に造り出して、それで業績を伸ばしてきた一面もあるので、凸版印刷もその一つで最初の頃は私も恋愛小説を書いて出版してそれなりに売れた。


 その事が切っ掛けで小説家も複数出て来て恋愛モノや冒険モノも多数販売されてそれなりに売れているけど、最近はオフマンディ王国でも販売されて売り上げが最近伸びている。


「うん、娯楽品ね、子供向けの絵本でも作ろうかしら、後はエリナ様向けに小説を絵にして出版すれば読者の幅も広がるわよね」


「小説を絵にしてですか?う~ん、私も恋愛小説は読みますが、途中で飽きるのですよね」


「そうでしょ、だから小説の内容を絵にして分かりやすくして会話の部分を主に文字にして表現するの、例えばこんな感じでね、そうすれば飽きずに読めると思うのよね」

私はエリナ様に過去に書いた小説の一部を紙にコマを分けて、それからコマの中につたない絵を描いて会話の部分を丸く囲んだ枠に書き込んで見せる。


「まぁ、こんな感じでね、絵は上手い人に描いて貰えば見応えがあって面白いと思うわよ」

私は2枚ほど漫画を描いて物をエリナ様に見せて上げる。


「あ~、これなら飽きずに読めそうだし分かりやすくて良いですね、でもお義姉様も十分に絵がお上手だと思いますよ、ぜひお願いします」

エリナ王女殿下は新たな娯楽に出来るとアディナに期待を寄せる。


「アハハ、今度商会のユリュウス様が来たら頼んでみるわね」

私はエリナ様に頼まれてしまったので、一応従兄に話してみる事にした。


 因みに私の実家であるオズワルド辺境伯爵領では服飾工房と化粧品工房と魔導具工房は冬場もフル稼働しないといけない程に、注文が殺到して忙しいらしです。


 ディストリア公王国もハーベスト商会に資本参加して王都で商会の大型店舗を開業してからは物価の高騰から値段も下がり安定し、王都の民達も食料や物品などの物不足も解消されて生活が楽になってきている。


民達も商会を通じて野菜などのガラスハウス栽培などや米の田園地帯と小麦畑と区画分けをして行い、それすら様々産業を起こして安定的に発展をしている。


 ディアント王国の南側は大国のレイモンド帝国と属国のファラント王国とリディリア王国の3ヶ国に面しており、この3ヶ国は特に密接な関係である為に注文を受けた分の魔物肉を主に国境の街だけに取引をしている。


 それは変に刺激を与えたくないのが一番の理由であり、下手に経済的に優位に立つと戦争の火種になり兼ねないし、仮に戦争になった場合には南側の3ヶ国に同時に侵攻されたら勝ち目がないからである。


 ただディアント王国としても常に最悪な事態を想定していなければならず、騎士団の騎士の育成と維持には予算を取らざる負えないのが現状である。


 ただし今は私が辺境伯爵家に居る間にアズラン王国側の砦に既に魔導砲が設置しており、その後に極秘にディアント王国の各国境の砦にも3門ずつ実戦配備をされているので、いざとなったら応戦は可能な状態でである。


だからと言って戦争を仕掛ける事は無いので平和が一番であるのは間違いなく、美味しい物を食べて仕事してお洒落をしてデートしたり遊んだりと過ごすのが何よりも幸せと言うものです。


 とは言え私の今一番の問題はダティスの子育てですね、意外と大変でして思うようにはならない、お父様の気持ちが今になって分かった気がします本当に私を育てるのは大変だったと思います主に5歳以降ですけど。


 ダティスは見る限りでは私と違い転生者ではないと思いますが、とにかく私のお乳が大好きで起きると直ぐに欲しがります。


私のお乳は美味してのでしょうか、幸いに私の場合は乳母が要らないくらい沢山お乳が出るので、ダティスに飲んで貰うのは正直助かりますが栄養価が高いのか成長も早いように感じます。


 この子の事を考えると何か為になるな玩具も考えてみようかと思いますが、オルゴールを作ってみましたけど、意外と子守唄代わりになるので重宝しております。


それからもう少し大きんなるまでに、積み木とか想像力を高める玩具とか絵本の様な教養を身につけやすい物の制作から始めようと思います。


 それで打合せをする為にハーベスト商会の従兄のユリュウス兄さまに来て貰った時に何故かモモちゃんとスカイを連れて来てくれた。


「あら、モモちゃんにスカイじゃないのどうしたの」


「キュイー、キューイ」【子供を沢山産んで教育して任せて来た】


「キュイー、キュイ」【沢山働いたしお役御免で主の所に来た】


「あっ、そうなの、ご苦労様、なら、チョッと待っててね」

私はステイタス画面を出してスキルで未使用な魔法で異次元空間魔法があるのでそこの中にモモちゃんとスカイを休ませる様にした。


「モモちゃん、スカイ、これは異次元空間魔法なの、ティム魔物を癒す効果があるらしいのこの中で休んでて、これからも宜しくね」

私は異次元空間魔法を使い空間に穴を開ける。

「キュイー」


「キューイ」

モモちゃんとスカイはこれからは主様の元で一緒に居られると喜んで異次元空間に穴の中に入っていた同時に穴が閉じた。


 それを見ていた従兄のユリュウスは驚きと呆れもあり、アディだから仕方がないかとため息を吐きながらも、アディのする事に対して免疫が付いたのか諦めの境地なのか動揺する事は無かった。

お読み頂きありがとうございます。

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