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前世の記憶を持つ辺境伯爵令嬢は加護持ちの大聖女である事を隠し、王太子殿下から婚約破棄された後に隣国の幼馴染の王太子の元へ嫁ぎます。  作者: 榊原 レンガ


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オフマンディ王国の国王リクタスとの謁見をする。

この作品を選んで、お読で頂きありがとうございます。

この物語はフェイクションです。


物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。

 私とサンディはシルビを伴ない国王リクタス様との謁見を急遽認められ、謁見の間に案内人の王家の執事の中年の男性に連れられて謁見の間に入り、玉座の前で待機する。


「アディ、まさか国王との謁見が認められるとは驚いたね」


「えぇ、そうね、若しかしたらとは思ったけど、それだけ国情に困窮してると言うことね」


「間もなく陛下が参られますので、礼を取って頂けますか」

王家の執事がアディナとサンディに伝える。


 私とサンディは右膝を赤い絨毯の着いて礼を取り、シルビもお座りした状態で軽く頭を下げて陛下が来るのを待っていると、高台の右袖から入ってきた陛下と王妃のお二人が玉座に揃って座る。


「表を挙げてくれ。よくぞ参られたディアント王国の王太子サンディ殿下とその妃アディナ妃殿下、それと神獣フェンリル殿か」


「はい、急な謁見を認めて頂き感謝しております」

サンディは国王リクタスに謁見の機会を頂いた感謝の意を伝える。


「うん、ところでその狼は誠に神獣フェンリルなのか、何でも巨大化すると聞いたが、天井に付かない程度に見せては貰えんか」


「いいですわ、シルビお願いね」


「ガウー」【はい】

シルビは5m程に巨大化して見せる。


「おぅ、これは凄いな、良い物を見せてもらった。しかし、随分とアディナ妃に従順の様だ。何でもでアディナ妃の守護獣という事だが」


「はい、左様です。元々はシルバーウルフでしたが従魔契約を結んだら神獣に進化致しました」


「ふん、そんな奇跡の様な事が、なるほどの・・・」


「お父様、失礼します。わぁ~、本当に神獣なんですね、あのアディナ妃殿下、私は第一王女のサティラと申しますが、モフモフしても良いですか」


「あら、サティラ王女殿下もモフモフがお好きなのですか、シルビさせて上げてね」


「ガゥー」【仕方がないです】

シルビは主のお願いを聞き入れる。


「えぇ、サティラ王女殿下、モフモフしても良いですよ、その代わり優しくして上げてね」


「はい、ありがとう御座います。・・・・・ウッワァ~ふさふさ気持ちいい。ず~とモフモフしていたいですわ」

サティラ王女殿下はアディナの許しを得るとシルビに駆け寄り抱き付いてシルビの胸辺りに頬擦りをしてモフモフを堪能する。


「うっん、すまんな、娘の我儘を聞いて頂き感謝する。ところでドリニアス王国と魚介類の取引がしたいので、この際に過去の事は水に流し我が国とも通商協定か条約を結びたいと書簡に記されておったが誠か」


「えぇ、そうですわ、その方が両国にとって有益ではありませんか、先の戦争からもう40年は経過してますし国王も世代交代しております。新たな時代を迎えるのにはいい機会だと思います」


「うん、それはそうだな、こちらとしも正直言ってありがたい事だ」


「あの、アディナ妃殿下、私をどうか側室でも構いません。一緒に連れて行ってくださいませんか、ず~とこの子とモフモフがしたいです。妃殿下は妊娠中のですよね妃殿下の代わりに夜の務めも致します。いかがですか」


「えっ・・・・・そうは言われましてもね」

私はサティラ王女殿下の行き成りの側室でもという発言に驚き、サンディと二人で顔を見あってから国王夫妻の方を見る。


「なっ、サティラ、本気で言っているのか」

国王リクタスは突然のサティラ王女の側室発言に戸惑う。


「そうよ、側室でもと軽々しく言うものではありません。もう、どうしていつも破天荒な事ばかり言うの、もう誰に似たのかしら。すいませんね変な娘で」


「アハハ、そうですか」

私は国王夫妻の反応を見て、自分が親に同じ事を言われていた時のことを思い出して思わず苦笑いする。


「私は本気ですわ、それにアディナ妃殿下にシンパシーを感じております。凄く気が合うと確信しております。それにこう見えてもサンディ王太子殿下の好みにも入っていると自信があります」


「はぁ~、サティラ本気なのか、そうか、どうですかサンディ王太子殿下、娘を側室でも構わんから娶ってくれんか」

国王リクタスは娘のサティラがヤンチャで男嫌いで嫁ぎ先が決まらず悩んでいたので、これはチャンスとサティラが気が変わらないうちに決めに入る。


「私は側室は認めていないので、特例としてサティラ王女殿下を第3王太子妃として迎え入れましょう」

私もディアラナがそろそろに懐妊する頃なので丁度良いと思い、シンパシーを感じるサティラ王女を第3王太子妃として特例で受入れる事にした。


「オイ、アディ、また勝手に決めて良いのか、まぁ、アディの言う事は大概だけど父上もお認めになると思うがな・・・・」


サンディはまた妃が増えるのに若干の抵抗はあるが、確かにサティラ王女はどことなくアディに雰囲気が似ているし、夜の営みに物足りなさを感じているのもあり文句は言えなかった。


 そんな事もありサンディとサティナ王女の婚姻話に発展してしまい、謁見の間から会議室へ話合いの場が変更となり話がとんとん拍子で纏まっていく。


国王ルドルフ様は書簡でサンディ王太子殿下に全てを一任する記されていたので、国交の再開の証として友好通商条約とサンディ王太子殿下とサティラ王女殿下の婚姻契約書までサンディと国王リクタスがサインをして成立した。


ドリニアス王国から魚介類の取引をハーベスト商会と国営のオフマンディ商会の業務提携契約も結んでを王都の店舗で共同運営する取り決めもなされた。


 そんな事もあり、気を良くした私は王妃エレソワ様にスパイダーシルク製の生地の反物と糸の5色のセットと化粧品セットを献上すると、王妃様は大変な喜びようであった。


 私達はその日は王城の客間に泊めて頂き、王家の方々との会食会に招かれて、サンディとサティナ王女との婚姻が成立したのでお祝いの会食会となった。


 会食会の中でこの国の王太子ヨハネル様とライラナ王太子妃とも会話を楽しみ親交を深め合う事も出来て私とサンディも充実した時を過ごし、ここでもシルビはライラナ王太子妃にもモフモフされてお気に召されていた。


お祝いの会食会の後に私はサティナ王女にマジックバックを渡して、出来るだけお気に入りの小物とかドレスなどを持って行くようにと頼んで引越しの準備をして貰った。


 削翌日の朝には私とサティナ王女は王都内にあるオフマンディ商会へ行き、ドリニアス王国との女性の取引担当者ナタリナに私名義の商会の身分証を作って貰い、担当者ナタリナを連れて3人でシルビの背に乗ってドリニアス王国へと向かった。


私達は約3時間程でドリニアス王国の王都の近くの漁港の街に着き、オフマンディ商会の3階建の店舗に入り一息入れてから、閑散とした広い店舗を私が魔法で改装した。


 店舗の店先には魔物肉を長期保管できる冷凍ケースに魔物肉を入れ、野菜や果物の並べた棚を置き、奥には魔鉱石の宝石や魔道具等を並べた。


2階にはお洒落な女性物のシルクと綿の生地で作られ比較的に安い下着や肌着やなどの衣類を並べたりマネキンに着させて飾り、他にも化粧品や石鹸やシャンプーやリンス等も置いて並べた。


「あのアディナ様、ここの店舗に置いてもあまり売れないと思うのですが」

サティナは見ただけで欲しくなるお洒落な下着や衣類を漁業の街の店舗に置いても売れないのではと疑問に思い尋ねる。


「いいのよ、この漁業の街にも若い子が割と居るみたいだから、この街に住んでいる若い子達だけで売れれば十分よ、あまり売れても品薄になるから逆に困るわよ」

アディナとしては、若い子達が王都へ遊びに行った時に友人達に口コミで広がり買い求めてくれればラッキー程度に考えていた。


「サティナ様にはオフマンディ王国の商会の担当者になって貰うから、何かあれば私に報告してくれれば私が対応するからよろしくね、詳しい事はディアントに帰ってから打合せしましょうか」


「はい、分かりましたわ」

サティナはこれから楽しそうになる予感がしてワクワクする。


その後は私はサティナと女性担当者で漁港の市場を見て回り、念願の魚介類の買付けをしてアイテムボックスにドンドンと収納して行く。


漁港の市場を見て回っていると、私は漁師達が漁船から大量の昆布が廃棄する為に山盛りに捨てられているを見つけて安値で大量に買い込んだ。

お読み頂きありがとうございます。

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