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前世の記憶を持つ辺境伯爵令嬢は加護持ちの大聖女である事を隠し、王太子殿下から婚約破棄された後に隣国の幼馴染の王太子の元へ嫁ぎます。  作者: 榊原 レンガ


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アズラン王国の王家とイリシア教会制圧され追放へ。

この作品を選んで、お読で頂きありがとうございます。

この物語はフェイクションです。


物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。

 アディナがデイモンズ伯爵領の教会に行き浄化の結界を張ったその日にアズラン王国の王都では内乱を起こしたディストリア公爵率いる軍勢と王家の騎士団として公爵家のから派遣された騎士団が同時に王家に牙を向けた。


 王国の騎士団で最強と謳われる公爵家から派遣された王家の第2師団50人率いる師団長は公爵家の嫡男で22歳の若き獅子と二つ名を持つエディアス・ディストリア名誉子爵であり、聖女エリアナの護衛騎士団でもある。


 聖女エリアナは王太子エドモンドがアディナと婚約破棄をした後にエドモンドの婚約者候補として妃教育を受けていて時期があった。


しかし王太子エドモンドが早く聖女エリアナと正式に婚約する為に瘴気溜まりが発生したのを妃教育を優先させる為に聖女エリアナに知らせず、妨害したために王都の周辺から瘴気による汚染が広がる。


 国王エドワールは言う事を聞かず我儘わがままな王太子エドモンドに痺れを切らし拘束し地下牢に投獄してから、改めて聖女エリアナに浄化を始める様に命じた。


 王都周辺に次々と瘴気溜まりが発生してしまい、聖女エリアナが浄化の作業を始めた頃には手遅れな状態であり、聖女エリアナの実力ではどうにもならない事態になっていた。


「あのクソ王子、何でここまで放置したのよ信じられない」

聖女エリアナは浄化作業に日々追われて、外で夜営する日々を過ごし疲労困憊し王太子エドモンドに対する怒りが日々積もるばかりであった。


 聖女エリアナが怒りを感じていたのはエドモンドばかりでなくイリシア教会に対しても強い憤りを感じており、応援に来た貴族出身の聖女見習達が全く役立たずで合った事にも腹を立てる。


平民出身の3人の聖女見習はそこそこ役に立つけど、身体が痩せ細り体力がなくて直ぐに倒れてしまう始末であった。


 聖女エリアナは平民出身の聖女見習に十分な食事を与えてる様に付き人に命じ、十分な食事を取らせているうちに少しずつ体力を付けてきて聖女エリアナの補助要員としての務めがこなせる様になった。


役立たずの貴族出身の聖女見習に対し、もっとまじめに修業する様に怒りをこめて叱りつけてから直ぐに教会へ追い返した。


 聖女エリアナは平民出身の聖女見習3人と共に王都周辺の瘴気溜まりの浄化に辺り、3日間浄化作業に辺り1日休息を取る為に近くの街の宿に泊まるか村の村長宅に泊まって休む日々を続けて最近になってようやく王都周辺の浄化を終える。


 王都周辺の浄化か終える頃には王太子エドモンドに抱いていた恋心はすっかり冷め顔すら見たくない相手となり、元の婚約者アディナ辺境伯爵令嬢が随分とあっさりと婚約破棄を受けいれたのに納得をした。


聖女エリアナは日々の浄化作業で心身ともに疲れ果てた時に、師団長のエディアスに優しい言葉で励まされているうちに師団長のエディアスに恋心を抱く様になった。


聖女エリアナは心身共にどう仕様もなく疲れはて心が折れそうになった時に、好きになってしまったエディアス師団長のテントへ尋ねると、エディアスは裸になって水浴びをしていた。


エディアスの逞しい肉体の裸を見てしまった聖女エリアナはムラムラと来てしまい、自然と聖女の衣装を脱いで裸になり抱き付いた。


「お願い、エディアス様、私、心が折れそうなのいつもの様に私を慰めて、嫌でなければ抱いて欲しい、初めてを貴方にあげたいの、お願い」


「あぁ、分かったよ、それじゃ、私の結婚してくれるかい」


「はい、喜んでお受けいたします」


 そり晩にエディアスのテントの中で聖女エリアナはエディアスに処女を捧げて愛を誓い合い、その後は休息日には二人で過ごす事が多くなる。


何とか王都周辺の浄化を終えた後に聖女エリアナは王城には戻らず、エディアス師団長の王都の屋敷に泊まって過ごし愛を育んでいた。


 エリアナは父のフィラアス伯爵に今ままでの現状を手紙にしたためて、エドモンド王太子殿下の婚約者候補を辞退する旨の示し、改めてエディアス名誉子爵と結婚するとしたためた。


 フィラアス伯爵も王家には見切りを付けディストリア公爵家を支持して、娘のエリアナの結婚を承認し、王家にエリアナの婚約候補の辞退の書簡を送る。


 エディアスは父のディストリア公爵の命を受けて、王国の師団長に就任してからイリシア教会で酷使され使い捨てされた平民出の聖女見習達を救い出し公爵領に搬送していた。


ディストリア公爵は時期的に起こる暗黒期に備えて、教会で酷使され使い捨ての様に扱われていた聖女見習を救い静養させて魔術師団に入れて訓練をさせていた経緯がある。


 そして王都周辺の浄化が終った頃を見計らって、王家へ反旗を翻して2千の軍勢を送り制圧する為に王都へ進軍し、その日のうちに王城はあっけなく陥落してアズラン王家は全員囚われて地下牢へ投獄された。


 アズラン王家は今回の暗黒期の対応が遅れた為に一気に求心力を失い、王都に瘴気溜まりの対応せずに職務放棄し逃げ込んだ王族派の貴族も全員が囚われ地下牢に投獄された。


最後にイリシア教会にも軍を向けて教会幹部全員が捕らえられて、やはり王城の地下牢に投獄された。


ディストリア公爵は内乱後の処理をする為に王城へ留まり、王妃の実家でもあるアズラン王国の北側に位置にする隣国の小国でもあるキリシアナ魔導王国の王家に書簡を送りアズラン王家全員を引き取る様に書簡を送る。


 キリシアナ魔導王国は書簡を送った1週間後にアズラン王家全員の引き取りを承諾してので、王家全員と捕らえられた者達全員を国外追放としてキリシアナ魔導王国に国境の街に搬送し追放し後に国境を封鎖した。


 その後はディストリア公爵は嫡男のエディアスを公王に就任させディアント王国の属国としてディストリア公国と国名を決めてディアント王国の国王ルドルフの承認を得て属国として建国がされて庇護下に入った。


 そんな経緯でアズラン王国は地図上から消えて新たにディストリア公国が建国される事態により、私は実家でサンディ達と共に2週間の嬉しい足止めを国王ルドルフの命で去れた訳です。


 私はサンディと共にディストリア公爵領から順々に結界を張りに行く事になり、王都を含む5箇所の領地に結界を張る事になる。


ディストリア公国の王都が最後となり、いつもの様にシルビの背に乗ってサンディ共に向い、新たに聖イリシア教会となった教会に結界を張った後に王城へ出向き、新たな王族に挨拶をする為に会いに行った。


私は久し振りに王城の中を歩き、けして良い想い出がある訳でもないけど、ただ何故聖女エリアナがエディアス公王と結婚したのか経緯に興味があった。


 私達が王城によると以前にも見た後あるメイドが数人いたけど、なぜか深々と頭を下げられて謝罪を受けたので、私はそれ程気にしていないからと許しを与えると、笑顔になりその後に応接室に案内された。


 私とサンディが応接室のソファーに座って待っていると、割と直ぐに公国王のエディアスと妃とエリアナの二人が来たので、私達は立って挨拶を交わす。


 挨拶を交わして座ろとしたら、エリアナから私に色々とお話したい事があるので別室で二人切りになりたいと言って来たので、私も色々と聞きたい事があったので応じる事した。



 私はエリアナと二人で隣の応接室へ移動して互いに向合ってソファーに座ると、エリアナから婚約破棄の件で深々と頭を下げて謝罪をしてきたので、私はエリアナの謝罪を受入れた。


「その件ならエリアナ様は気にしなくていいわよ、私も貴女に対し怒りを感じた事は無いから、それよりも何で公国王の妃になったのかそっちが気になるのよね、教えてくれる」

私はエリアナとエディアスの恋バナが聞きたくてエリアナに催促する。


 それからエリアナは私とエドモンドとの婚約破棄後からの経緯を話してくれて、なんでも最初は私という婚約者がいる事すら知らず、聖女認定された時に婚約者がいる事を知る。


その段階ではエリアナもエドモンドとの恋に舞い上がり私の事など考える事は無かったけど、流石に公の場で婚約破棄をするのもどうかと思った。


それでいて破棄された私があまりにあっさりと寧ろ待ってましたと言わんばかりの表情で受入れた事にエリアナ自身も本当にエドモンド王太子と婚約して良いのか不安になったと語る。


 それから暗黒期になってエドモンドの妨害でエリアナは何も聞かされず妃教育を朝から晩までする事になり、国王から命じられた時には時すでに遅しで、エリアナの実力で浄化できる段階は超えていた。


 それからの日々は地獄のようなもので沸々とエドモンドのバカ王子に対して怒りが込み上げて来て顔も見るのも嫌になった。


 そこから聖女の護衛騎士団の師団長であるエディアスと共にいる時間が長くなり優しくされているうちに恋に落ちたと、そこから恋バナが本格的に始まり二人で盛り上がっていく。

お読み頂きありがとうございます。

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