役目を果たしていざ帰国すると同時にアズラン王国の動乱に巻き込まれる予感?
この作品を選んで、お読で頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
私はサンディに抱いて貰って漸く疼きも収まりスッキリすると、サンディもまたスッキリした様で軽く二人で湯あみしてから部屋着用のドレスに着てソファーに座る。
サンディも部屋着を着て詳しく私の記憶が欠けている部分の話を聞くと、どうやらダンジョンコアーは無事に稼働たので、これでこの辺一帯の瘴気は解消されると安堵する。
私の記憶が欠けた分で違う記憶を植え付けられている様で、その事を国王トリニアス様とエリシェナ王妃に伝えれ問題ないかと考えた。
私はサンディと一緒に国王トリニアスの執務室へ向うと、国王トリニアス様しエリシェナ王妃のお二人が居たので、私の記憶に植え付けられた事を全て話した。
「え~とですね、私が起動させたのはダンジョンコアーと言う物で、ダンジョン都市を形成するダンジョン古代の叡智の様です。これは本当の話です」
「ええ、その様ね、実際に都市が形成されているものね、他には何かあるの」
「ダンジョンは最初は20階層から拡張を始めます。ダンジョン都市が形成されてから10日後にダンジョンの20階層まで行けるという事ですね」
「あ~、あそこの白い数字と赤い文字の数字と一致してるな、そう言う意味か明日もう一度確認しよう、10から9に変わっていたら結界が消えて中に入れるという事だな」
「多分そうだと思います。それでダンジョンの階層をこれから増えて行きますが100層までで10階層ごとにボス部屋があり階層の中で一番強い魔物がボス部屋に1体から3体が居て倒すと宝箱が・・・・」
私は両陛下にダンジョンの仕組を説明し、ダンジョンを構成するのは地中から発生する瘴気が糧になる事も話す。
「ねぇ、アディナ、それじゃこの辺一帯は瘴気の事は気にしなくても良いという事なのね」
「はい、少なくとも国内は大丈夫だと思います。後はどの辺まで範囲が及ぶかまでは分かりかねます。それは検証するしかないと思います」
「そうか、とにかくダンジョンの中の魔物は討伐して行く必要があるのだな」
「そうですね、一般の民達でもスキルがありますから冒険者ギルドと言う組織を創設し、そこで適性検査を行い戦闘に向いた適正者を冒険者として育成を行い、ダンジョンの中の魔物を討伐して貰うのが効率が良いかと思います」
「そうか、そうすれば民達の仕事も増えるという事か、それに国庫からの経費も節約できるな、うん、考えてみよう」
「そうですね、冒険者が討伐した魔物等を冒険者ギルドで素材として買い取り、そこから商会とかに卸す方法が効率的で良いかと思いますし、冒険者にもランク付けするのも遣り甲斐が出ると思います」
「そうね、森の魔物も間引きをしなければならないし、全てを騎士に任せるのも酷よね、まぁ、その辺の仕組も早急に考えて、先ずは冒険者ギルドね、創設して狩人達から登録して協力して貰うしかないわね」
「そうだな、しかし、新たに出来て都市か、ザっと見る限り千人都市かな、まぁ、ちょうど良いか王都も手狭になって来たから開拓せずに済んだ分運が良いと思うしかないな」
国王トリニアスは突然の予想外の展開に頭の中が付いてこずに混乱している感じではあるが、色々と都市の中を調査してから整理して計画を立て行く方針だ。
私とサンディは役目を果たしたとして帰国をする事になったけど、アズラン王国からオディアニア王国に国替えした領地を見ると私の叔母が嫁いだイブリング子爵領経由で帰れる事が分かった。
オディアニア王国に国替えした領主をエリシェナ王妃に聞くとキシスリーズ子爵家とルキシリアン伯爵家とアデリンプス子爵家の3家と分かり、この3家はいずれも反アズラン王家派であり反イリシア教教会派であった。
いずれも我が家とイブリング子爵とは親交がある家柄なので、この3家を経由すればだいぶ旅路も楽になるので助かると私は考えた。
そちらから帰えると10日も道程が短縮できるので、早速そちらで帰る手筈を整えて貰える様にエリシェナ王妃に頼んでみたら明後日に帰国する事が決まった。
エリシェナ王妃からはついでの浄化の結界を張って貰うように頼まれたので、明日には魔鉱石を各教会に手配すると言われたので引受ける事にした。
この3家に今回のダンジョン都市が出来た事により瘴気の解消が出来るのか、今のところ未知数なので瘴気がまだ発生している様なら念のために結界を張る事に決めた。
そうすれば長期の魔術師の派遣を解き帰国させる事も可能になるので、魔術師団の魔法師達の負担も減るし喜ばれるという事である。
「うん~、まぁ、こんなところかな、でも明日帰国するのね、アディナに会えなくなるのは、何だか寂しいわね、また遊びに来てくれると嬉しいけど」
「えぇ、そうですわね、私もエリシェナ王妃に会えなくなるのは寂しいですわ淋しいですわ、そんな機会があれば良いのですけど」
「伯母上、俺と別れるのは寂しくないのですか」
「勿論、サンディと会えないのは寂しいけど、まぁ、もう二人でワンペアーなんだから一緒に来れば楽しいじゃない、あっ、あそこに置いてある魔鉱石はお礼の品よ好きに使っても良いわよ」
「えっ、あんなに沢山ですか、嬉しいです。あれだけあれば魔道具作り放題ですね、それではアイテムボックスの中に収納させて貰います」
私は出発前にエリシェナ王妃が見送られる為に馬車まで一緒に付き添ってくれた時に倉庫に案内されて、倉庫内に置いてあった大量の大小の魔鉱石を頂いてから玄関に向った。
「それじゃ、元気でね、お兄様に宜しく伝えてね」
「はい、伯母上もお元気で」
「エリシェナ王妃、お世話になりました。沢山の魔鉱石をありがとう御座います」
出発の日の早朝にエリシェナ王妃に見送られ私達はキシスリーズ子爵領に向けて王城を発ち、私とサンディはやっとディアント王国へ帰ると思い喜んでいた。
キシスリーズ領までは王都から二日で着く予定で途中の宿場町に一泊して向かう事になるので、晴れやかな空の下で街道を馬車に乗って進む。
私達は予定通りに元は国境の宿場街に到着して宿場街で一番の高級宿に泊まる為に街路を通り、高級宿の裏側にある停車場に馬車を停めてサンディの側近が宿帳に記帳して全員部の宿賃を精算して宿泊した。
私とサンディはシルビとルティを連れて、食堂の個室の部屋に入ると直ぐに女性の店員が着てくれたのでディナーを4人分オーダーする。
私達はディーが配膳されて来たので、ディナーをサンディと共に食べていると、レティアが私の所へきて耳打ちで知らせてくれた。
「お嬢様、どうやらアスラン王国で内乱が起こった様です。何でもディストリア公爵様が軍を挙げて王都へ侵攻した模様です」
「あっそう、起こるべきして起きたわね、ありがとう」
私はレティアから内乱が起きたと聞いてタイミングが悪いなと思いつつ、どうしたものか思案する。
「う~ん、サンディ、どうやらアスラン王国で内乱が起きたみたいね、困ったものね」
「う~ん、そうか、こう言ったら何だけど、あのバカ王子の責任は大きいと思うよ」
「まぁ、それは同感ね、暗黒期の事は王家ならどう対応するか必ず学ぶはずなのに初動で大失態して、手遅れになったのが今回の内乱の切っ掛けだもの」
「それでアディはどう考えているのかな」
「軍を挙げたのが、ディストリア公爵という事は実家と同等いいえ、それ以上の戦力を持っているわよ、王家に派遣している部隊を入れると実家より5百人くらい多いか」
「あれ、ディストリア公爵ってあれだよね、ギブソン叔父さんとも親交があるよね、幼い頃に一度アディの実家で会った気がするけど」
「そうね、一応親戚よね、ほら私の実家って昔から母の実家に聖属性の女性が産まれると5歳になる前に養女に出すでしょう、母の実家から唯一アズラン王国の貴族に嫁がせているのが決起した公爵様の所なの」
「でも、そんな事をしてたらバレないか公爵家だぞ、娶った先の家系は調べられるだろ」
「うん、だから分家の方に嫁がせているよ、分家なら調べられないわよ余程の事が無ければね、だって分家なんて平民の女性を娶る事もあるからね」
「分家か、分家と本家の婚姻とかもあるからね、なるほど、色々と細工をしているだね、昔から余程アズラン王家が嫌いだったんだろね」
「そうね、それとイリシア教教会ものね、昔から信用してなかったもの」
「あっ、そっちもか、確かに色々と胡散臭い噂は聞くね、だから伯母上の認定前に教会革命を起こした司祭を先代の国王だったシリュウスお爺様が指示したんだよね」
「そうね我が家出身だった大聖女様を強引に教会の教祖の娘と偽って王太子妃に据え、王都出身だと偽った挙句に他国に対する広告塔として酷使させ早死にさせたというのが深層だもの両者に裏切られたのよね我がご先祖様は」
私とサンディはそんな実家と王家や教会との因縁の原因となった昔の話をした後に、アズラン王国で起きた内乱がどのような影響を齎すのかと今後の展開をあらゆる角度から対応策を考えて行く。
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