王都の浄化の結界を張る。
この作品を選んで、お読で頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
王城で初めての朝を迎えると先日から私の担当をしてくれるルーシとナリスとスーシの3人が起こしてくれて、サンディ王太子殿下が用意してくれた部屋着用のドレスを着せてくれて身形を整えてくれた。
それからレティアとルーシの二人を伴ない王家のダイニングルームへ案内されて入室すると私は王家の方々に挨拶をしてカーテシーを取る。
「アディ、お早う、そんなに畏まらなくてもいいのに、俺の隣がアディの席だよ」
サンディはアディの会えて嬉しそうに隣の席をアディに勧める。
「はい、それでは失礼します」
私はサンディの隣の席に行くとレティアが椅子を引いてくれて、私が腰を下ろしたタイミングで椅子を押してくれて私は席に着く。
「アディ、申し訳ないが朝食が済んだら、教会にサンディと一緒に行って浄化の結界石を直ぐに作って貰えないだろうか」
「はい、分かりました。その為に城に早く来たのですから」
「アディ、王都に結界を張る為に宝物庫に仕舞ってあった特大の水晶石を教会に預けてあるからよろしく頼むね」
「はい、サンディ王太子殿下、ところで暗黒期の被害は出ているのですか」
「うん、今のところは、ねぇ、辺境伯から浄化魔法の使い手の魔術師を10人程応援で派遣したくれたから早目に対処出来てるからね」
「そうですか、では朝食を食べたら直ぐに行きましょう」
私はサンディの表情わ見て、それなりに瘴気溜まりが発生している察した。
私はサンディの共に朝食を食べ終わると、直ぐに二人で馬車に乗り聖イリシア教会へ向かった。
「アディ、うっん、ひょっとしたら俺達の結婚式が延期になるかも知れないだ。ゴメンな」
「うん、それは仕方がないじゃない、今のこの状況では、でも落ち着いたら二人だけで式を挙げるのも素敵だと思わない」
「二人だけで?アディはそれで良いのかい」
「えぇ、だって結婚するのは私達でしょう、仰々しく沢山の貴族達を招いてもね、それはただの見栄に過ぎないもの感じなのは私達二人でしょう、立会人にサンディの御家族が居れば十分よ」
「なるほど、アディにそう言われると、それも良いように感じて来たよ」
「うふふ、貴族の皆様には別の機会にお披露目会すれば良いだけじゃない」
「そうだね、父上と母上に検討して貰うよ、俺も早くアディと結婚したからね」
私はサンディと結婚式について私も早くサンディと結婚したいのもあって、出来ればシンプルにこぢんまりと式を挙げたいとサンディに思いを語った。
私とサンディと教会に到着すると馬車から降りて、サンディの案内で教会に入り、礼拝堂を通路を通ると女神像の前に高さが10mはあるかという凄く大きいな水晶石があった。
「大きいわね、初めて見るけどまさに国宝級だわ、王家の宝物庫にこんな大きいのが保管されてたの」
「あぁ、今はマジックバックがあるから簡単に搬送出来たけどね、王都は広いからね、このくらいは必要かと思ってね」
「うっん~、これはやりがいありそうね、早速取り掛かるわね」
私はこのくらいあれば、王都だけでなく領土の大半は網羅できるじゃないかと想像をした。
私は巨大な水晶石に両手の掌を付いて水晶石の中核に浄化の魔法陣を幾重も重ねて余すことなく結界石として機能するように刻んでいく。
一時半程で浄化の結界を張るための魔法陣を巨大な水晶石の中核に刻み終るとと一息いれて休憩を取る事にした。
「ふぅ、これで魔法陣を刻み込んだわ、流石にこれだけ巨大だと時間が掛かるわね」
「そうかい、だけど、これから魔力を籠めるんだろ、かなりの魔力を消費するだろ、大丈夫なのかい」
「うん、そうね、一回で済ませないといけないから、ひょっとしたら魔力切れを起こして倒れるかもね、その時はサンディ、私の事をお願いできるかしら」
「えっ、うん、分かったよ、その時は俺がシッカリ看病するよ」
「うふふ、期待しているわよ、それじゃ、気合いを入れて魔力を注入するわよ、サンディしっかり看病してよ期待しているからね」
私は気合を入れて再び巨大な水晶石に両手の掌を付いて浄化の魔力を水晶石の中核に刻んだ魔法陣に注ぎ始めた。
サンディはアディナが魔力を巨大な水晶石に魔力を注入を始めるとアディナの後方に控えて、万が一アディナが倒れても支えられる様に待機をする。
私が巨大な水晶石に浄化の魔力を注入を始めて暫らくすると、教会の司教様や司祭様やシスター達もその様子を見て、浄化の魔力が大量に水晶石に流れ込んでいる様にただ驚きを持って見守っていた。
浄化の魔力を巨大な水晶に注入を始めて3時程経ってようやく魔法陣が起動し、巨大な水晶石が光を放ちダイヤ型の正八方体の結晶石と台座に分離した。
私は意識が朦朧としてきたけど、後もう少しと気合いを入れて台座にさらに浄化の魔力を注入し続けてダイヤ型の結界石が宙に浮かび上がる目視する。
女神像の頭上に結晶石がクルクルと横に回り始めると、結界が張られた瞬間に眩い光を放ち、台座が女神像の台座と一体化したのを目視して結界が張れたこと確認すると私は魔力切れを起こして意思が無くなり倒れた。
「アディ、大丈夫か」
サンディは倒れたアディナを急いで支えて、それからアディナを抱きかかえて急いで馬車に乗せて城へ帰った。
私は眠り続けていたみたいで、少しだけ意識を取り戻し薄っすらと目を開けると温かく白い世界の中に居て身体が動かないな死んだのかなと思った。
【アディナ、まだ死んでませんよ、もう無茶してはダメですよ、アディナにはまだまだ役目があります。もう少しここでゆっくり休んだら戻りなさい】
私はとても優し声を聞いてまだ生きいだと思いながら、心地良い空間の中でまた深い眠りの中に落ちていっていた。
「はっ、ここはどこ、結界は張れたの」
「お嬢様、お目覚めになりましたか、ここはお嬢様の部屋です。結界もちゃんと張れてますよ、取り敢えずお水をお飲みぐださいね」
「あっ、レティア、そうなのね、あっ、ありがとう」
私は喉が渇いていたので、ありがたくレティアから渡されたグラスの水を飲み干す。
グーキュ~。
「あっ、レティア、お腹が空いたかも」
私はお腹の虫がなき、レティアに空腹である事を伝える。
「うふふ、はい、それでは直ぐにお粥でも用意至ますね」
レティアはアディナの様子を見て思わず笑みをこぼす。
「うん、お願いね」
私はレディアの顔を見て何だかホッとする。
私はレティアが来るまで暫らく横になってボゥーとして天井を眺めていて夢の中で聞いた優しく穏やかな声は女神様なのかなと考えているとレティアがお粥を運んできてくれた。
「お嬢様、お待ちどうさまです。熱いので気を付けてくださいね」
「うん、ありがとう、頂くわね、うん、美味してわ、これはレティアが作ってくれたのね」
「ふふ、そうですよ、流石お嬢様ですね、一口食べただけでお分かりになるとは作った甲斐があります」
「うん ふぅ、ふふ、・・・うん、これで何回目かしらね、魔力切れを起こしたのわ」
「そうですね、9回目くらいですかね、お陰で慣れましたけどね、相変わらず無茶するのですから」
「アハハ、今回は1週間くらい寝てたかしら」
「そうですね、今日が8日目てすね、殿下には1週間ほどと伝えましたけどね、執務が終る度に見舞いに来てましたよ、流石に看病すると言った時は追い返しましたけど」
「うふふ、そうなのね、ディナーには行くから消化の良いものを頼んでくれるかしら」
「畏まりました。お粥を食べ終わったら申し付けておきます」
「うん、お願いね」
それから私はレティアが作ってくれたお粥を全て頂いてから、もう一眠りしてディナーの時間に間に合うように起こして貰い身支度を整えて貰った。
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