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そして物語は続く・・・

意識に視界が元の場所に戻って来るとこちらの様子を見て泣きながら治療魔法を発動させていた、天使がいた。



まだ、くっきりと認識できていないがあのドジっ娘天使だろうと思っているとこちらが目が開いたこと気がつくと泣きながらこちらに対して言葉を出した。



「御主人様ー!良かったですよ。目が覚めなかったら私は私は」



「はい、はい、ミミール、お前のおかげで何とか生き延びたよ。ありがとな・・・それとどうしてそんなに服がぼろぼろなのだ。何があったのか教えてくれるか」



自分がそう言うと素直にミミールは自分と森で逸れてしまった後のことを教えてくれた。森の中で最初に獣の群れに遭遇して逃げて逃げて巨木の上に登って何とか難を逃れた。



そう思っていたら巨大な蛇が待ち受けており蛇に巻かれて丸呑みされそうになった時に今度は巨大な猿が現れて戦いが始まってミミールはその戦いに巻き込まわれて吹き飛ばされた。



そして吹き飛ばされた所はスライムがたくさん生息している沼地に飛ばされて服がそこで溶かされかけて危ないと思った時に遠くから森を切り裂くようなブレスでスライムたちが飛ばされた。



その時にその大きく乱れている場所に自分がいる気配を感じて来てみると自分が瀕死の状態でミミールは泣きながら治療魔法をかけて必死に声をかけ続けたというのだ。



とりあえずありがとなと気持ちを伝えた、するとミミールは泣くのをやめて落ち着いてきた。ひとまずは情報や状況を整理をすることにした。



まずはアクアドラゴンは完全に息が止まっており倒せたのは確認できた。先程まで木の枝に突き刺さっていた穴は完全にはまだ治っていないがミミールの治療魔法でもうすぐで完治するだろう。



ミミールもかなり不幸が続いたみたいだが命は無事で怪我もほとんどなく合流できたから良しとするか。そうなるとこれからの行動はと考えてた時にミミールが嬉しそうにしながら自分に対して話しかけてきた。



「御主人様、これだけ大きなアクアドラゴンを討伐したのです、素材を多く持ち帰れば一気にお金持ちになりますよ」



「ミミール、自分たちが置かれている立場を忘れたのか。治安が悪い場所で売っても大した金にはならないとは言え正式な場所で取引をしたらどうなると思う」



それを聞いたミミールはみるみる顔色が悪くなり落ち込んだ。そこまで落ち込むことではないだろう、十年以上もこんな状況なのに慣れないとは・・本当にこの子の将来が心配だ。



ついでに正式な場所で取引をしようとしたら誰かが教会の関係者に伝えられる、その後は教会が全力で自分とミミールを捕まえに来るだろう。



捕まったら処刑台送りにされる未来しかない、だからこんなに強い魔物を倒しても自分たちには利益がないのだ。



だからこそこんなに強い魔物と久しぶりに戦って不覚をとったとも言えるかもしれない。昔はこんなに強い魔物と戦ってきたのにと考えていた。



まあ、強くはなってはいたけどその代わりに周りからは妬ましいと思われて中々仲が良い者はいなかったな。



そこはあれを起こさなくても変わらなかっただろうなと思っているとミミールがこれからどうしましょうかと言われた。



自分はエルフのリリーネのことがあるのでその事をミミールに伝えると目を輝かせてそれではそちらに行きましょうと言ってきて自分は少しばかりその勢いに押されながらリリーネさんが住んでいる国に向かった。



そこに待ち受けているのが今後の運命を変えてしまうことになることなどこの時の俺には想像もできないでいたのだった。

短編はここまでです!


もしお気に入りでしたらブックマーク登録や評価などして下さりましたら連載版も書きたいと考えておりますのでどうかよろしくお願いします!

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