表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

勇者の植物学

作者: kengo

タイトルはあまり関係なさげ。

少年の名は要介と言った。淑女の名は陽子と言った。

要介は会社員として、ICチップの製造に関わっていた。

???「あの…同席しても良いですか?」

要介「はい…良いですけど…」女性の名は陽子と言った。

陽子は銀行で社員として般若女性的な面持ちで隣に座った。

般若とは釈迦如来が現代若者の恐ろしさを揶揄した妖怪である。

要介は小さい頃から妖怪に興味を持っていた。そんな要介の

隣にはいつもニマリ婆様が付いていた。ニマリ婆様は

毎日、欠かさず喉を痛めないために喉飴を要介に持たせていた。

ニマリ婆様「もし仏さんの石像を見かけたらただの石と思わず、

きちんと挨拶するんだよ」ニマリ婆様は毎日、要介にそう

説明したと言う。ある日、仏は仏でも髑髏と魂遂棒を持った

夜叉仏の彫られている石像に要介と陽子は出くわした。

学校の帰り道であった。(このことから要介殿と陽子嬢は

幼馴染であったと推測される。)要介殿は利発な方である。

要介「陽子ちゃん、こういう石像に会ったらしっかりと

挨拶をしないといけないんだよ」陽子嬢は宗教なんて

知らないけど取りあえずの礼儀を知っていたので挨拶をした。

要介&陽子「こんにちは、仏さま」…と。

すると、夜叉仏の石像は動き出し、その下にトンネルが

出てきました。要介は興味のある事には何でも調べたがる

質だったので、陽子嬢を置いて中に入ってみました。

陽子嬢「危ないよ、要介君」要介は、中でキラキラ光る

緑色の星の欠片を見つけました。要介は、ウキウキしながら

陽子嬢と共に星の欠片を夜叉仏の御礼だと喜んで

持ち帰りました。その日の晩、要介が星の欠片を気にしながら

ノートにフランス語を書いていると、星の欠片が急に赤く

染まるではありませんか。要介は動き出しその星の欠片を掴むと

ある街に辿り着きました。それは、モンーテーニュシティの

あるクリエイターの建築様式のセット置場でした。

バスタール・ガリレイ「君、ここへどうやって入ったんだね?」

バスタールは要介の様子を見て驚きました。

それは、その場にあった紙粘土で、新しい建築様式の家を

考えていたからです。バスタールは喜んで、「是非、うちの弟子

として働いてみないか?」と誘われました。要介もそれは

楽しそうだなと了承しました。星の欠片が緑になると、要介は

己の家に戻っていました。手には紙粘土の跡と名刺(バスタールの)が残っていました。さて、10月も半ばの頃、ニマリ婆様や要介の親、親族が運動会を行いました。夜叉仏の穴から見つけた

星の欠片を握っていると、陽子に問われました。

陽子「ねえ、少しは勉強してるフランス語は役立っているの?」

要介は、ニヤニヤしながら「Ouais,beaucoup!」と

言いました。陽子嬢は?と頭にクエスチョンマークでした。

それから20年後、要介殿と陽子嬢は仕事場で弁当を一緒に食べて

いるのです。あー、うらやましい。読者全員の憧れの眼差しが

彼と彼女の様子に注がれているのです。それから十年後、洋介殿には玄孫(やしゃご)が出来るぐらいの子孫繁栄が

成されるのでした。(夜叉子だけに)そうして、人類の繁栄に、

又、個性ある子供達に喜ぶ陽子嬢と要介殿なのでした。

末永く幸せであって欲しいものです。その後、陽子嬢は薬屋と

なり色んな国で、薬学を学び、色んな薬草を集め、どんな病気

にも負けない特効薬を開発しました。めでたしめでたし。

追伸:Stone flowerと言う粉にすると足の筋肉の軟化作用を

促進させる薬で、按摩の効果を促進させる薬を開発したのも

陽子嬢なのです。スゴイですねえ。勇者だと思います。

バスタールはサグラダ・ファミリアを完成させた。

2021年末日のことであった。

十分な物を見せて貰った御礼。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ