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正解は出せないけれど3




十分後、私はこのレストランの制服に着替えて皿の乗ったトレイを持っていた。

「……私はどうすれば」

トレイを持って突っ立つ私に、春日さんは諭すように言った。

「最低限の接客はできてくれないと困るからね。……うちはちょっと、名の知れたレストランだから……」

そりゃそうですよね……。高級レストランですものね……。瀬川君の作成した資料の中にも、雑誌の取材やネットに取り上げられていた情報があったはずだ。

「ずっとホールに出ていてくれなくてもいいんだよ?その、笹原様の時だけいてくれれば……」

「はい……」

笹原さんがこの店に来るのは夜七時だ。笹原さんは予約を取っているので、これは確かな情報だ。壁にかかった時計を見上げる。今はお昼の二時。私は五時間も接客練習をする予定なのか?

後ろの方で店長と深夜さんがふざけてるのが癇ににさわる。そりゃ店長は実際に料理をするわけではないのだろうが。私だけ……私だけこんな役なんて……。

「じゃあ、まずは食器の位置から説明しようか」

ということで、春日さんによる五時間にも及ぶ接客練習が幕をあけた。春日さんも忙しいはずのに申し訳なくなってきた。




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