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てんやわんやで大団円3




五分後。結局私は家に帰らず、未だにアパートスイセンの見える場所にいた。

私はアパートを出ると、鈴木さんに気づかずにそのまま帰ったフリをして、彼女の後ろに回り込む事にした。私がアパートの回りをぐるっと一周して鈴木さんの後ろ側に来てみると、そこで意外な人物を見つけることになる。

あれは確か、革口さんの彼女の……。鈴木さんの数メートル後ろの電柱の影に、革口さんの彼女の栗山さんが立っている。私は彼女の軽くウェーブしたロングヘアーと、鈴木さんの肩の上でざっくばらんに切られた茶髪を交互に観察した。

えー……っと、この状況はいったい?私が栗山さんの後ろにいて、栗山さんが鈴木さんの後ろにいて、鈴木さんが革口さんのアパートの近くにいて、革口さんは未だ爆睡中。

栗山さんは鈴木さんのストーカー行為が心配で、アパートの様子を窺いに来たってこと?どれだけ考えてもこの状況をうまく説明できないので、私はとりあえずここで状況を見守ることにした。





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