41日目、人類
遂に、遂に辿り着きました地球。多分恐らくきっと、ここはオレの故郷、地球。
「営業先が母校の先輩の家でした。テヘ!」って感じです。
求めていたものがここにある! 全生命を賭して挑まねばならぬ戦いがここにある!
「先輩神! 尊敬してました! お会いできて光栄す!」
「……。」
「今は仮初の姿ですが、元ここの人間だったんすよー!
それで、今日はちょっとお願いがありまして。」
「……。」
無言、怖ぇー! 威圧感半端ねぇー! 流石は先輩神、後光が凄すぎるっ!
だが負けない!
「人類をわけてくださいっ!」
はい、ここで地面に擦りつけるほどの土下座!
見た目は猫だから、ただの香箱ポーズにしか見えないかもしれないけど、心は土下座!
ひたすら拝み倒しだっ!
「……。」
先輩神は無言で地球を回す。まるで地球儀を回してるかのように自転とは逆方向で高速回転させる。時間逆行か?
そして地球儀をピタッと止め、とある大陸の一部を指さした。
どこだここ…、大西洋にこんな大陸あったっけ?
「あっ! アトランティス大陸!」
「……。」
先輩神は一際、難しい顔をした。これから滅亡する一族ならということだろうか。
「謹んでお受けいたします。」
こうしてオレは人類を手に入れたのだ!
ついにやってまいりました地球!
おぅ、人類!
ここまで長い道のりだった…
紆余曲折し過ぎた!




