39日目、トカゲキング
「若いの、言う意味を分かっているのか。」
鳴かず飛ばずの営業中のとある先で、蜥蜴神はそう切り出した。
「いいか、よく聞くがいい。儂は「蜥蜴の蜥蜴による蜥蜴のための世界」を作り上げてきたのじゃ。」
「はいにゃ。」
「ここまで至る道は険しく、儚く、そして並々ならぬ道程じゃった。」
ここから延々と蜥蜴神は苦労話、これまでの人生話、その他、恋愛、友情、そして裏切り…。と、全てを話し続けた。たまに当たるんだよなぁ、こういう爺さん。
話があっちいったりこっちいったり、あれ? この話はさっきも出たよね? 何回目だっけ? といった具合にだが、営業は忍耐! 根比べだ! 根を上げなかった方が勝つのだ!
「それで若いの、何しに来たのだ。」
その質問、二桁超えたよ!
「なるほど。つまり蜥蜴も多種多様にいるということですね!」
「おぉ、よくわかっておるじゃないか、若いの!」
そりゃ、睡魔と闘いながら的確なタイミングで相槌打ってきたからな!
これは! というキーワードだけは聞き逃してないぜ!
「端的に申し上げて間違いなく、お客様のご負担が少なくなります!
弊社のカスタマーサービスは充実しております。勿論、24時間体制です!」
そうして契約書を差し出した。
今日の8~9時の間に何があったのでしょう?
アクセス数もさることながら、評価までいただきました
500文字しかないのに、非常に恐縮です…




