30日目、命名
朝日が昇り、徐々に大陸の全貌が見えてくる様は雄大だった。所々に残った朝霧が空中に溶け、動物たちの活動が始まる。
バッファロー的な集団が大地を鳴らし、水場を目指しているのか移動していく。
ネコ科だろうか。森林から草原地帯へと、活動領域を拡大していく様子が伺える。
「ひるたん、よるたん。進化速度は人間が扱えるレベルに達したら、緩やかに移行にゃ。」
「人間がまだ生成されていませんが」
「地球レベルを参照します」
「もう天界に戻っているにゃ?
西の方を整備したら戻るから、それまで頼むにゃ。」
辛辣メイドとはいえ、運行管理は二人に任しているといっても過言ではない。
この世界が維持されているのは二人のおかげだ。
はぁ、さてさて。未開の地、西の果てに行くか。
「イグル、西まで行くにゃ。」
「イグル、ナンダ」
「お前の名前にゃ。今日からイグルにゃ。
神からの命名、誇りに思うにゃ。」
「イグル、誇リワカラン」
「仲間ということにゃ。」
西の果て。先ほどまでの緑豊かな風景とはうって変わって、荒涼たる大地だった。
うーん、ランダムさからくる歪だろうか。ここはここで世界に必要な状況なのかもしれん。
このまま活用した方が良さそうだ。
「エサ、少ナイ」
最初はトムキャットかトムにしようかと思いましたが、
猫かぶりなのでやめました
安易とか言うなし!




