ゴメンナサイ
空薬莢。(からやっきょう)
射撃訓練が終わったら必ず全て回収する物である。
自衛隊はこれが一個無くなっただけで数時間かけて探し回る。
なぜこの様な事になったのかっ、・・・・・・ごめんなさい、全てとは言わないが私達が悪いのです。
それはどう言うことかというとぉ、私達の時代空薬莢は回収しなくても良かったのです。
それを良い事に私達はー、飲み屋でた大量にばらまきました。
なので今も捜せば本物の銃弾が見つかるかも知れません。なぜに大量にばらまけたか? それはトンプソン短機関銃も撃ったからです。あれは拳銃弾を大量に打ち出します。
もちろん薬莢のままではありません、ちゃんと弾丸付です。
ライフル弾はグニャグニャに曲がっているので使えません。主に拳銃弾を使います。
射撃場に埋まった弾を掘り出して、火薬の代わりに砂を詰めるのです。
そして薬莢と合体させてペーパーで磨くと出来上がりです。ジュッポのライターにこれを縦に切った物を貼り付けると格好いいですよ。
ああ、こんなことをしたばっかりに・・・・・・。あ、あともう一つ3インチ弾の空薬莢もー。
私は退艦するときにこの空薬莢を持って行こうと倉庫に隠していたのですが、忘れて退艦してしまいました。
拳銃弾ならまだしも、なぜ大砲の弾まで持って帰ることができるのか、それは海に落ちた。と言い訳ができるからです。
3インチ連装速射砲から排出された空薬莢はゴロゴロと甲板を転がります。一応ブルワークと言われる囲いがしてあるのですが、そこから外れて海に落ちることがあるのです。
まったく惜しいことをしました。でも、上には上がいるのです。ある海曹の家の玄関には二十ミリから五インチまでの空薬莢がピカピカに磨かれて飾られているそうです。