舷門 その一。
「3」「2」「1」「ドッカーン」
「わーい」「なぜなにじえいたい」
「舷門での出来事シリーズ」
「えっ、いきなり何言ってるのよっ。舷門 ?」
「そう舷門。舷門それは艦の出入り口、そこにはいろいろな出来事が隠れているんだ」
「隠れているんじゃなくて作者が思い出せないだけでしょ」
「そ、そうとも言う。しかし、今回はそれをひねり出してみようと思います」
「へえ、それは楽しみね。頑張れ作者」
「お、おう。珍しいな応援してくれるなんて、てっきりそれって大丈夫なの? 面白いの ? とか言ってくるかと思ったよ」
「言ってほしいの ? だったらー」
「いえ、それには及びませんので。早速始めたいと思います」
「ええ、サクッと終わらせてねっ」
「そんなサクッとはー。まあいいか、では始めさせてもらう。まずは入港し岸壁に接岸または投錨したら舷門の設営だ」
「待って入港でしょ、入港作業はどうすんのよっ」
「舷門の当直員は制服に着替えて入港まで待機するんだ。接岸したら急いで舷門の設営だ」
「設営って、どんなことすんの ?」
「今回は『まきぐも』で説明しよう。けどどんな艦も舷門は艦の真ん中あたりなんだ」
「艦それぞれの舷門があるのね」
「そーゆーこと。『まきぐも』は艦の中央アスロック甲板が舷門となる、そしてそこに天幕の設営だ。暑い時期はこれがないと大変だ」
「天幕はアスロック甲板全体を覆うの ?」
「いや、第二煙突の下半分ぐらいアスロック甲板の四分の一を覆う感じかな。第二煙突の下には舷門に使ういろいろな道具が始めからセットされているんだ」
「どんなのがセットされているのよ」
「うん、まずはー、つとっと今回はここまでとしよう。それじゃあみんなー」
「「バイビー」」
ガタンと終わりのフリップが落ちてくる。




