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未定。多分手信号 その三。

「3」「2」「1」「ドッカーン」


「わーい」「なぜなにじえいたい」


「よし、誰も答えてくれなかったけど答え合わせだ」


「そんな最初のギャグみたいなジェスチャーで答えが分かる人なんかいないわよっ」


「いやいや、もしかしたら三分隊の人が見てるかもだぞ」


「見ててもこんな番組に突っ込みを入れたりしないわよっ」


「えっ、そうかなぁ。機関科の手信号は他にもいろいろあるから僕も知りたいんだけどなぁ」


「いいから答え合わせしなさいよっ」


「うん分かったよ。じゃあ最初の『右舷前部』だけどこれは頭の右側なんだ、そこに『魚雷命中』と言う事で右手でグーを作ってそのまま右耳の少し上を叩くと『右舷前部』に『魚雷命中』となるわけだ」


「へぇ、じゃあ中部はお腹で後部は足なわけ ?」


「うっ、それは機関科の人に聞いてくれ。僕が知ってるのは『右舷前部』だけなんだ」


「それじゃあミサイルは ? 対艦ミサイルが当たったらどうなるのよっ」


「魚雷もそうなんだけど対艦ミサイルが当たったら当時の護衛艦は一瞬で海の藻屑だよ。手信号があったとしてもー、まああるんだろうけど……、僕は知らない」


「チッ、使えないわねっ」


「き、気を取り直して次は『担架』だ。これは簡単で両手で担架の取っ手を持ち上げる真似をするんだ」


「それは簡単ね、次は『急いで』ね」


「おいおい、そんなに急ぐなよ。もう少し余裕を持とうぜ」


「……なに言ってんの ?」


「少し休憩ってことさ。クピクピ、くはぁーっ」


「休憩って、こらぁーお酒飲むなぁーっ」

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