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測定用意。

「3」「2」「1」「ドッカーン」


「わーい」「なぜなにじえいたい」


「よし、それじゃBT測定を詳しく解説するぞ」


「あら、まだそれを引っ張るのね」


「最近コロコロ変えすぎたからね。先週は水測員が小型のミサイルみたいな物を持って艦内から出てきたことを話したね」


「ええ、何を測定してるのか分からないこともね」


「そうだった。視聴者の方から水流ではないかと指摘を頂いたんだけどね」


「海中には何層もの流れや温度差があって、音の伝わり方が変わるのよね」


「そうそう、だから定期的夜に測定しているんだと思う」


「前置きが長くなったけどそろそろ解説してよね」


「そうだったそうだった。まず測定は三メートルほどの棒の先に釣りの餌みたいにワイヤーでぶら下げることから始まる」


「そして三メートル横に張り出すりね」


「そうそう、棒の先端には前後にロープを付けるわっかが付いていて、それを引っ張ることで測定器をぶら下げたまま張り出すことができるんだ」


「終わったら後ろの方から引っ張るのね」


「さて、釣り餌の様にワイヤーにぶら下がった測定器を横にせり出したら『測定準備良し』と僕が艦橋に報告するんだ」


「あ、作者は無電池電話で艦橋とつながっていたわね」


「後部見張りだからね。すると『後部、艦橋。測定はじめ』とくる」


「そうそう、横に九十度張り出すのはスクリューに巻き込まれないようにむするためよね」


「ん ? まあそうだろうね。そして僕が水側員に『測定はじめ』と言うんだ、そうするとワイヤーを緩めるからドボン、と測定器が海面に落とされる」


「待って、まきぐもは走ってるから真下らは沈まないわよね」


「そうだね、たぶん斜めに沈むようにしてあると思うよ。おっとそろそろ時間だ」


「相変わらず早いわね、体力つけないとだめよ」


「うん、最近限界と尿意が近くて。それじゃあみんなー」


「「バイビー」」


 ガタンと終わりのフリップが落ちてくる。

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