食卓番。
「3」「2」「1」「ドッカーン」
「わーい」「なぜなにじえいたい」
「さてと、昨日のつづきからですな」
「珍しいわね続けて投稿なんて」
「思いついたら直ぐ言っとかないと忘れるんだよ」
「あーもう、そんな歳なのねぇ」
「そこ、しみじみ言わない。えっと確か食卓番の仕事だったな」
「そうそう、ねえ食卓番てどんな所でどんな事をしてるの ?」
「あ、そこからね。前に言った鉄板を出すのが配食前の仕事で、配食後は使われた鉄板とコップなんかを洗うのが仕事なんだ」
「洗う場所があるのね」
「もちろん。位置的には食堂の前方にあって、後方が調理室なんだ」
「食べきれなかった残飯はどうするの ?」
「洗浄室の所にバッカンがあって、そこに捨てていく。後から『艦内のゴミを後部』という号令が入るから二人がかりでこぼさない様にラッタルを上がって捨てに行くんだ」
「それってー」
「ああ大変な労働だ、特に揺れてる時は悲惨なんだよ。そんな時に限って汁物が多かったり」
「あー。で、その洗浄室の中はどうなってるの ?」
「うん、広さはまたも四畳半程度で二つの水槽があって、そこで洗浄をおこなうんだ。二人もしくは三人で二百枚の鉄板とコップを洗うので速さが求められるんだ」
「あっ、なにかコツがあるって言ってたわね」
「そうそう、代々受け継がれてきた洗い方があるんだ。早くても汚れが残っていたらー」
「た、大変なことになりそうね」
「よし、今日はここまで。それじゃあみんなー」
「「バイビー」」
ガタンと終わりのフリップが落ちてくる。




