お風呂。
「3」「2」「1」「ドッカーン」
「わーい」「なぜなにじえいたい」
「はい、と言うわけでネットで見た解説の解説を始めるよっ」
「はいはい、今度はなに ?」
「今回のお題はー、お風呂だっ」
「お風呂だったら以前解説してるわね」
「うん、そうなんだけど今回の解説に突っ込みを入れたくてね」
「突っ込みってアンタ、昔の護衛艦と今の護衛艦の居住性どんだけ違うと思ってるの ?」
「そ、それはー、なんとなく分かっているよっ」
「なんとなく、ねえ。それで、どこを突っ込むの ?」
「うん、湯舟についてなんだけどね」
「ああ、真水じゃなくて海水が使われていて外海では奇麗で近海じゃ汚いって言ってたわよね」
「うん、それは間違いない。その通りなんだけどね」
「じゃあ何に突っ込みを入れるのよ」
「それはー」
「それは ?」
「護衛艦に乗っていて一度も湯舟に浸かったことがないんだ。それなのに湯舟に浸かるのが当たり前の様に解説されていたんだ」
「きっと幹部専用のお風呂の事言ってたのよ」
「ああそれなら納得だね、以前浴室内をネットで見たけど座って体を洗うスペースあったのに驚いたけど幹部専用だったんだね」
「下士官や兵の浴室には無理よね。ハッ、でも『もがみ』なら」
「うん、乗員が少ないなら湯舟にも入れるかもね。水も自由に使えそうだし」
「作者の場合はどうだったかなの ?」
「僕の時はそりゃあ酷かったよ。二千トンの艦に二百人が乗ってたからね」
「確かぁ浴室は前部と後部に一つずつだったわね。2で割って100人が入ることになるわね」
「しかも甲板掃除の前後に時間を決めて許可されるんだ。更に後部の方が人数が多いからたまったもんじゃない」
「でも入らないと狭い居住区だから匂いが酷くなるのよね」
「そう、だから無理やり入らせるんだ。考えてほしい四畳半程度のスペースに短時間で100人以上の人が入る所を」
「体……、洗えないわね」
「そうなんだ、洗うためには洗面所の方に出て洗ったりしていた。更に洗い流すにはシャワーの順番待ちをしなきゃ、でも洗面所に出ていたらー」
「なかなか回ってこないわね」
「更に ! 当時は一番下の2等海士、周りはすべて上官で違う分隊の人でいっぱいだ。座って体を洗うなんてことは完全にできない ! そーゆー設備も無いしね」
「体と頭を泡だらけにして満員電車に入っていく感じね」
「正にその通り、この時から頭と体を一緒に洗い流すようになったよ」
「でもそれは30年以上前の話だから今は違うかもね」
「そうなんだ、そうであってほしいね。そういうことで今週はここまで」
「それじあー」
「ああっと待ってお姉さん、今度 2チャンにも書き込もうと思ってるんだけど」
「まだ諦めてないの ? ⒌チャンで懲りたでしょうに」
「いんや、もう少し頑張ってみるよ。書き込めたらここでも報告するからね。それじゃあみんなー」
「「バイビー」」
ガタンと終わりのフリップが落ちてくる。




