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上陸。

「3」「2」「1」「ドッカーン」


「わーい」「なぜなにじえいたい」


「はい、今夜もネットで見た動画にいちゃもんをつけていきましょう」


「とうとうシリーズ化しちゃったわね」


「し、仕方ないんや、もうこれしか……、これしか無いんやっ」


「わかったから、急に泣かないでよっ。私が悪者みたいじゃない」


「グスッ。よし、分かってくれたところで今回は帰艦時刻だ」


「あー、ネットでは遅れると置いてかれるって言ってたわね。違うの ?」


「いや違わないけどね。まあ三十年以上前のことだから現在は変わってるかもしれないけど、ネットでの設定は母港を出港して寄港地で上陸した設定だったはず」


「ええ、そんな感じだったわね」


「なら第一にお泊りはNGだ。もし泊まるのなら場所をハッキリさせて許可を取らないとね」


「なら何時までならいいの?」


「夜の十二時までだな。でも十一時半ぐらいまでに帰ってこないと騒ぎになる」


「母港ならどうなるの?」


「艦それぞれに帰艦時刻が設定されていて、それより早く分隊での帰艦時刻が設定されてるんだ」


「へえ、それで帰ってこなかった隊員は居るの?」


「いや、他の艦は知らないけど帰ってこなかった隊員は知らないな。あっそうそう分隊の前に班の帰艦時刻もあったな」


「帰艦時刻どんだけ早くなるのよっ。で、帰って来なかったら本当に置き去りなの?」


「まさか、ちゃんと捜索隊が編成されるよ。だいたい下宿で寝てるのが多いかな」


「それでも見つからなかったら?」


「うん、当日出航なら置いてかれるね。そして業務隊預りとなります」


「なんか肩身が狭そうね」


「うん。それと今度はいつ上陸が許可されるか……、暫くは上陸止めだね」


「ずっと上陸できないと気が滅入りそうね」


「そう、僕たちはそんなことが無いようにいつも互いに気を付けてるんだ」


「なるほど、だからボッチのアンタはー」


「ああっと、もう時間だ。それじゃあみんなー」


「「バイビー」」


 ガタンと終わりのフリップが落ちてくる。

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