陸自の輸送艦。
「3」「2」「1」「ドッカーン」
「わーい」「なぜなにじえいたい」
「はい、今回も特別編の始まり始まりーっ」
「いや違うんだなぁ。今回は陸自が運用する輸送艦について、なんだよ」
「えっ、聞いてないわよ。陸自が運用する輸送艦 ? 何それ」
「うん、どうやら陸自さん輸送艦を自前で運よぅするらしいんだ」
「だから何で陸自が輸送艦を運用するのよっ」
「そんなの陸自に聞いてくれ。今回はチューブで見た動画を解説していくぞっ」
「だったらさっきの質問答えてよっ」
「ええい五月蠅い、多分自分たちで運用する輸送艦が欲しかったんだよ。はい答えたぞ以上終わりっ」
「違うわよ、それにどんなメリットがあるのかを聞いてるのっ」
「メリット ? メリットはメリットちゃんだけで十分だっ」
「メリットちゃん ? ああアンドロイドの、そしてアンタの初恋の相手ね」
「な、何で知ってるんだよ。ってそんなことは今回関係ないのっ、陸自の輸送艦の話をするぞっ」
「はいはい、だいたい大戦中も陸軍が空母運用してたから不思議ではないわよね」
「えっホント ? そこんとこ詳しく」
「また話がズレるわよ、輸送艦の話でしょ」
「うん分かったよ。まず気になったのが艦名かな」
「輸送艦の艦名は何から取られてるの ? 川、それとも山 ? あっ意表をついて十五式てつけてたりして」
「うーんおしい、答えは『にほんばれ』だっ」
「日本晴れ ? ほんとに ? 輸送艦の名前よね」
「そう、僕は絶対無責任な艦長が『カーッ、今日も東京は日本晴れだぁ。よし、この艦の名前もにほんばれにしょう。って決めたに違いない」
「あ、あり得るわね」
「だろ。スーダラブシ歌いながら決めてるんだぜ。大丈夫か陸自」
「でも私このネーミングセンス好きよっ。二番艦や三番艦が楽しみね」
「そ、そうか。しかしもう一つ気になることがあるんだ」
「気になることって何よ。まさか陸自の迷彩柄とかに塗装されてるの ?」
「いやそれは目立つだろ。旗だよ旗」
「旗って自衛艦旗 ?」
「そう日章旗。これが小さい、トラウマがある分気になって仕方がない」
「そういえば内火艇の旗間違えて上げたことがあったのよね」
「正にそれ、旗竿に小さな旗がパタパタと翻ってるのよ。ホント気になる間違えてねぇ ? って」
「まあ陸自だから、それしか無かったのかもよ。それか予算削減」
「んなアホナな。もうええわアンタとはやっとられへん。それじゃあみんなー」
「「バイビー」」
ガタン、と終わりのフリップが落ちてくる。




