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嬉しい金縛り。

「3」「2」「1」「ドッカーン」


「わーい」「なぜなにじえいたい」


「はい、前回までの粗筋。先輩冒険者に連れられて挑んだ迷宮の奥に居たのは何もしない『マグロ』だった、しかしやることをやった作者が次に挑むのはー」


「その辺でいいだろ ? 運営対策は。正直どこまで通じるか」


「通じなくて一応やっとかないとね。それで今回は遠洋航海だったっけ ?」


「うん、でもその前に少し気になることがー」


「罰が当たったのよ」


「まだ何もいってねーじゃん」


「違うの ?」


「いや、そんな感じかなぁ。実は仕事中に使っていたグラインダーが急に火を噴いちゃって」


「グラインダーって棒状の先端に丸い歯がクルクル回って何かを削るやつ ?」


「そうそう、なんか焦げ臭いなぁ、って思っていたらボッ ! てな感じで。革手はめて無かったら火傷してたな」


「そんな簡単に燃える物なの ?」


「火花ぐらいは今まであったけど、炎が出たのははじめてだった。グラインダー自体も古くなくてまだまだ使えるのに……。そこで思ったんだがファイヤーボールは絶対術者が火傷するなって」


「はいはい、それだけなの ?」


「いや、それから何度も車で事故りそうになるし。止めは金縛りだね」


「あら、金縛りは久々じゃないの」


「うん、普通の金縛りは掛かりそうだな。って感じがしたら指先から動かして解くんだけど今回のはいきなり動かなかったんだ」


「ああ、そーゆー時は必ず何かが出てくるのよね」


「そう、今回は右手首を掴まれた」


「なんで首じゃなくて手首なのよっ」


「絞め殺されるだろっ ! ったくぅ。しかしこれは嬉しい誤算だった、なんと掴んだ手が小さかったんだ」


「えっ、男じゃなかったの ?」


「あぁ今回はなんと女の子のてだったんた」


「わ、わかんないわよ少し小さな男性だったのかも」


「いや、左手で相手の腕を掴んでみたけど細腕だった。絶対女性だ」


「あんた金縛りで動けないでしょ」


「あー、肉体は動けないけど幽体は少し動けるんだ昔から」


「……」


「それでどんな子か確認しようと頑張って目を開けたけど見ることはできなかった。代わりに左肩に相手の左手の感触があって生まれて初めて女性に抱き着かれたんだよ」


「はいはい、いい夢見たわね。いいかげん始めるわよ」


「うーん、布団越しだったんで相手の体の感触が無かったのが本当にざんねんだった」


「あら、作者が変なことばかり言うから時間が無くなったじゃない」


「あ、仕方ないな。じゃあ続きはまた次回と言う事でー。それじゃあみんなー」


「「バイビー」」


 ガタン、と終わりのフリップが落ちてくる:。

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