掃海艇 その三。
「3」「2」「1」「ドッカーン」
「わーい」「なぜなにじえいたい」
「さーて、今度こそ調べてきたのよね掃海艇の事」
「えっ ?」
「……えっ、てまさかー」
「大丈夫 ! ちゃんと解説するからっ。任せて」
「本当に ?」
「うんうん」
「なら……、始めて」
「よし、じゃあもう一度護衛艦と掃海艇の違いから」
「その一、のおさらいね」
「まず大きさだね、今の護衛艦は二千トン以上だけど掃海艇はせいぜい五百トンぐらいだと思う」
「えっ、思うってー」
「そう、ここが大事。作者がそう思ってるだけで実際は全然違うかも知れないってこと」
「ダメじゃん」
「いいんだよ、そもそも三十年前のことを解説してるんだから正確なわけないじゃん」
「開き直ったわね」
「まーまー、そう言うことで材質も違うんだよね。なんか宣言したら急にかるくなった気がする」
「気がするだけだからね、ちゃんと解説してね。デタラメ放送してる ! って言われちゃうんだからっ」
「うっ、まー営利努力します。と、言うことで何故火災が起きて更に沈まねばならなかったのか、について」
「そうそう、それよっ。なんで火災が起きたの ?」
「それはー、分かりません。ニュースでも言ってなかったしね」
「そ、そうね。じゃあ何で沈んだの ?」
「その前にこの火災で一名殉職なさっている方が居ます。ご冥福を祈りましょう」
「「……」」
「掃海艇は乗員も少ないから幹部も分隊も関係なく皆家族同然た、と聞いたことがあります。なのでとても悲しいことです」
「そうね、なんとか助けたかったでしようね」
「気を取り直して何故消火できなかったのか、ですが機関室が火元だと聞いています。以前にも放送したのですが、私たちは機関室での火災訓練をやってません」
「あっ、以前そんなこと言ってたわね」
「応急隊ではなかったため正確なことは分かりませんが、火災が起こるのはいつも乗員の居住区です。士官室火災 ! とかCIC火災 ! とか聞いたことがありません」
「と言うことは機関室も ?」
「うん、聞いたことが無い。あ、でも知らない所でやってるかも。私がしらないだけで」
「ま、兎に角シュミレーションが不十分だった可能性があるのね」
「それと手が付けられない火災はハッチを締め切って酸素を消費させて消す方法があるんだけどー」
「火災は熱と燃えるもの、それに酸素が必要なのよね。その酸素を無くせば沈下するでしょうね」
「そうなんだけどー、おっともう時間だ続きは又来週」
「続きができて良かったわね。それじゃあみんなー」
「「バイビー」」
ガタン、と終わりのフリップが落ちてくる。




