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感動物。

「3」「2」「1」「どっかーん」


「なぜなにじえいたい」


「よし、今回は感動したことや珍しい場面を話していこう」


「感動は分かるけど珍しい場面 ?」


「うん、例えばイルカとの並走とかね」


「へえ、イルカって護衛艦とも一緒に泳ぐんだ」


「真上から見てたけど本当に近くを泳ぐんだ、スクリューに巻き込まれやしないか冷や冷やしたよ。あとはトビウオだね」


「トビウオも並走するの ?」


「いやトビウオは逃げてたね。いきなり海面から飛び出して羽 ? いやヒレを広げて水面スレスレを飛ぶんだ」


「飛ぶって言っても魚なんだし直ぐに落ちるでしょ」


「いや、落ちそうになると尾ひれを少しだけ海面に当てて加速するんだ。五十メートルぐらい楽に飛んでたな」


「そんなに ! 根性あるのねトビウオって」


「次に感動物は夕日だね、暗い空が段々と明るくなるのも好きだけどやっぱ南の方の夕日は格別だね」


「どんな風に格別なのよ」


「空も海も艦体も飛行中のヘリでさえオレンジ色に染まるんだ。正にオレンジ一色 !」


「す、すごいわね。私も見てみたかったわ」


「そして日が落ち夜になる。そしたら満天の星空」


「それは田舎でも山の上からでも見えるわ」


「その星空を一直線に突き進む星 !」


「えっ、何それ、UFО ?」


「フフッ、今日はここまで。それじゃあみんなー」


「「バイビー」」


 ガタンと終わりのフリップが落ちてくる。

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― 新着の感想 ―
トビウオ < やった、デカい魚から逃げられた! カモメ < やった、ご馳走が勝手に嘴の中に?!
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