その 二。
「3」「2」「1」「ドッカーン」
「わーい」「なぜなにじえいたい」
「はい、と言うことでこの間の続きよ。確か水平線のことからだったわね」
「うん、では早速解説していこう。水平線までの距離は大体一万メートルって言われてるんだ」
「誰が決めたのよ」
「誰って、神様 ? じゃなくて変な突っ込み入れるなよ」
「ゴメンって、で、続きは よ」
「……この一万メートルは単純に水面に立ってだから、護衛艦の見張りは二階建ての屋根から見てる感じになるのでー」
「普通に三階建てって言いなさいよ」
「……、高い所から見てることになるから二千メートルプラスして一万二千メートルともいわれてるんだ」
「で、結局どっちなの ?」
「ま、まあ、見張りの間では一万メートルを基準にして水平線までの半分が五千メートルとするのが普通かな」
「それで水平線にいたUFОの距離は一万メートルと見ていいのね ?」
「いや、この時は夕方でさらに霞が濃かったからね、一万はなかったと思う。北の方なら霞が無くて水平線の向こうまで見えるんだけどね」
「待って、水平線の向こうまで見えるって……、向こうには虹の橋があるんじゃないの ?」
「なんで虹の橋 ? もしかしてトリトンかっ ! そんな誰にもわかんないネタぷっこむのは止めてくれ」
「えー、だって水平線の終わりには、あーあー。っ言ってるじゃない」
「しつこいぞ。よし、今日はここまでだ。それじゃあみんなー」
「「バイビー」」
ガタン、と終わりのフリップが落ちてくる。




