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状況(物語)を整理しよう。

 状況(物語)を整理しよう。


 主人公は電車の中酔っぱらいに絡まれている女性を見る。


 主人公は正義感のある男性でこーゆー時は女性を助けるものだ、とどこかで学習している。


 ただし女性との接触は皆無。話すことも無理。


 なので主人公は無言で女性を守る様に女性と酔っぱらいの間へと割って入る。


 なんとか酔っぱらいは撃退したが、今度は予想外の展開となる。


 助けたはずの女性がなんと主人公をチカンとして訴えたのだ。


 あまりの理不尽に憤る主人公。


 大体この様なストーリーだろう。


 ここで視点を変えてみよう。


 女性の視点だ。


「今日は最悪な日だ。残業で疲れ果てて帰っているのに酔っぱらいに絡まれた、引っ叩いてやりたいが逆切れされて暴力を振るわれたら怖い。

 周りを見渡しても皆目をそらすばかりで助けてくれない、いい加減テッパってきたところへ更に追い打ちのように無言で男が近づいてきた ! 何をするのかと思ったらいきなり体をくっつけてきた !! チカンだ、誰か助けてっ」


 と、こうなるのだ。


 ちなみに無言ではなく酔っぱらいに注意した、としょう。


「君、怖がってるじゃないかっ、手を放しなさい」


 テンパっている女性には脳内でこう変換される。


「君、いいけっしてるじゃないか、手ぐらい触らせろ」


 ただし、イケメンはこの限りではない。別ルートが存在する。


 結局何が言いたいかと言うと、行動したからこそこの様な物語が発生する。


 私の様に全てをスルーしていたら何も始まらないのである。

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― 新着の感想 ―
[一言] 多分19歳の頃で、階段上で待ち構える駅員&警官を幻視して、 「こんなんで人生終りかあー」 と、13階段気分で長い階段を登った記憶があります。
[一言] 状況 深夜の車内、乗客は私と反対側のロングシートに若い女性と少し離れて酔っぱらったおっさんのみ。 座ったままずりずりと女性に近づいて行くおっさん、イヤそうな顔でずりずり逃げる女性。 やがてド…
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