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復活の自宅編。

「3」「2」「1」「ドッカーン」


「わーい」「なぜなにじえいたい」


「はーいみんな元気してた? 私は解説の和美お姉さんよ。そしてー」


「僕は護衛艦の妖精しまゆき君さ。今週はやっと自宅編の再開だね作者」


「あぁ、ちょっと待って今前のページ見てくるから」


「もう遅いわよ、さっさと始めなさい!」


「えっ、う、うん、えっと確か前のページは如何に会社がブラックだったかを話したよね?」


「うん多分そうだよ。それが何で元の会社に戻ろうなんて思ったのかな?」


「始まりは忘れもしない今年の五月、電話が会社から掛かって来たんだ。今忙しいから戻ってこないか? てね」


「作者を呼び戻そうなんて、相当な人手不足だったのね」


「うんうん」


「なに言ってんだか、私の能力を買ってるから電話がかかって来たんだよ。でもその時はまだ契約が残っていて、まだ無理だって断ったんだ」


「断ったのに何で?」


「うん、東京に出てくるときに二年ぐらいで帰ろうと思っていたけど結局八年も居座ってしまって……。そろそろいい加減に帰ろうと思っていたんだけどー」


「帰っても仕事がないから迷っていた、と?」


「そう! だからこれは渡りに船、だったんだ。だから翌日に電話して面接までトントン拍子に話が進んで即採用となったんだ」


「まあ経験者なら教えないで済む分即戦力になるでしょうね。でも作者は体力がー、ねえ」


「そうだよ今までずっと椅子に座ってこんなの書いてたのに、ちゃんと仕事できるの?」


「私もそう思ってたけど、もうここで帰らないと帰れなくなるんじゃないかと……」


「体力的にも最後のチャンス、と思ってたのね」


「そうなんだ。そして二か月後引継ぎをして神奈川のアパートを出たんだ、カギを返した後バイクを取りにもう一度アパートに行ったけど……」


「忘れ物をしてるのに入れなかった、と?」


「いや、忘れ物とかないよ。ベランダに物干しざおは置いてきたけど。なんかね、八年も寝泊りした場所を去るというのはー」


「はいはい、分かったから会社の話をしてよね」


「あーごめんごめん。でね帰ってきたのが七月の始めで有給の消化にしばらくかかって、働きだしたのがその月末だったんだ」


「待って、七月の終わりっていっちゃん厚い時じゃない! ブラックな会社にそんな時に入ってー」


「大丈夫。知らない間にいつの間にかホワイトに変わってたから」


「へ? ホワイトに?」


「そうホワイトに。と言うことで続きはまた来週。それじゃみんなー」


「「「バイビー」」」


 ガタン、と終わりのフリップが落ちてくる。

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