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不思議護衛艦。

「3」「2」「1」「ドッカーン」


「わーい」「なぜなにじえいたい」


「はい、私は解説の和美お姉さんよ。今回は久々の護衛艦の話なので張り切っちゃうわよ! そしてー」


「僕は護衛艦の妖精しまゆき君さ。えっ、本当に久しぶりだよね。大丈夫なの? ネタあるの作者?」


「大丈夫! 今回は不思議護衛艦『もがみ』型のお話だよ」


「あのとんがり兜をかぶった護衛艦ね。私もいろいろ不思議に思ってたのよ」


「そうだろうそうだろう、今回ネットの情報で何であんな少人数で艦が運用できるのかがわかったんだ」


「ネットの情報って、それってもう皆が知ってることだよね?」


「……」


「……」


「さ、さあ、それじゃあ早速行ってみようかっ」


「そ、そうね、不思議艦の何がわかったの? た、楽しみだわー」


「あ、なんか…、ごめん」


「何を謝ってるのかなしまゆき君」


「作者、そんなのほっといて進めましょうよ。で、何かわかったの?」


「うん、まず一つ目は艦橋の人員が少ないことだね。今までの護衛艦は当直士官に副直士官、艦橋伝令に総舵手、当直海曹に当番更に左右の見張り。という具合に合計八名で回していたんだ」


「それが不思議艦では半分にまで減らされてるのね。どうしてそんなことができたのかしら」


「そこだよね、まずは艦橋内部が変わったんだ。至る所にモニターが並び、民間の航行システムを導入して海図とにらめっこする副直士官の仕事を軽減さててるみたいなんだ」


「でもそれだけじゃないわよね、見張りが立つ左右のウイングが無いもの」


「そう! その謎はCICにあったんだ」


「CICに? でもそこって艦内にあって外が見えないはずよね?」


「それが見えちゃうんだよ、それも全方位が。あのとんがり兜にカメラが付いてるんだ」


「ふぇぇ、それってすごすぎなんですけど」


「まってお姉さんそれは真上、上空まで見えるの?」


「……」


「……」


「更にさらに、『もがみ』には士官室が無いんだ!」


「ええっ! じゃあ幹部も食堂で食べるの? 人が少ないっても乗員はいい迷惑よね」


「士官室がないとなると艦長は艦長室で食べるのかな? それと専任海曹室も無いのかな?」


「……」


「…しまゆき君、あなたいい加減にしなさいよね」


「えっ、僕はただ疑問に思ったことをー」


「あなたねぇ、それがー」


「いいんだ和美お姉さん、全て私のリサーチ不足が原因なんだ。しまゆき君を責めないでやってくれ」


「作者……」


「えっ、えっ、僕悪者になってる?」


「ええ、じゃあ今週はここまでね。今後もたまには護衛艦の話もしてよね作者」


「了解だよ。それじゃーみんなー」


「えっ、ちょ」


「「バイビー」」


 ガタン、と終わりのフリップが落ちてくる。

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