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帰宅編 その五。

「3」「2」「1」「ドッカーン」


「わーい」「なぜなにじえいたい」


「……ハァ、いつまで続くか分かんないけど帰宅編始まるよー。私は解説の和美お姉さんよ、そしてー」


「僕は護衛艦の妖精しまゆき君さ。そして更にー」


「どもども、作者です」


「先週は足を怪我して泣きながら寝たんだったわね? 今回はその翌日の朝からね」


「違うし! 泣きながら寝てないし!!」


「まあまあ作者落ち着いて、これは何時ものお姉さんの掴み、だから」


「そ、そうか掴み。か」


「ち、違うし、少しからかっただけだしぃ」


「はいはい、反応が同じだね。流石精神汚染された間柄だね」


「「いやぁ、それほどでもー」」


「ふ、二人ともほめてないんだけど……。まあいいか、で、翌朝は何時に起きたの?」


「あ、朝ね、確か六時ごろだったかな。船内放送で目が覚めたんだ」


「そうね、あれは少しうるさかったわね。お風呂がどうの、朝飯がどうのって言ってたわね」


「別にうるさくは無かったけど、昨日はお風呂に入らずに寝たから朝風呂に入ろうと思ったんだ」


「うん、それがいいよ。汚れはちゃんと落とさないとね。お姉さんもちゃんも一緒にね」


「私はいいのよ、お風呂はいつでも入れるし。朝食の時間に起こして貰えれば」


「仕方ない、しまゆき君一緒に行こうか」


「うん、でもさっきから何と言うかー、揺れてない?」


「そうだね、お風呂も露天風呂に出れないみたいだし」


「あ、見て作者、白波が立っているよ。荒れてるんだ」


「荒天、てぇほどではないけど波が高そうだね。これは気持ちが悪くなる人が多くなるかも」


「えー、周りで吐かれたら僕も危ないなぁ」


「しまゆき君、君は船のくせに船酔いするのかな?」


「そう言う作者も顔色が悪いよ」


「うっ、これぐらいの揺れは何ともないさ。さ、早く風呂に行こう」


「お風呂は六階だね。船の中にエレベーターがあるなんて流石だね」


「まあ四階と五階と六階しかないけどね」


「お風呂は脱衣所と浴槽が二つに、奥にサウナもあるね。露天風呂はカギが掛かってるね、残念」


「おおっ、ほとんど貸し切り状態か。早速体を洗って温まろう」


「だね、作者。でも凄いね、浴槽のお湯がー」


「うん、もし地震が起きたらこんな感じになるんだろうね」


「それだけじゃなくて、お湯につかったら洗濯機状態にならないか心配だよ」


「そ、それほどじゃない。とは思うけど……、じゃあ入ってみようか」


「うん。あっと、今週はここまでだよ作者」


「えっ! せめてお風呂に入ろうよ」


「ダメだよ、続きは来週。それじゃあみんなー」


「「バイビーー」」


 ガタン、と終わりのフリップが落ちてくる。


「風邪をひくよー」

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