遠洋航海は五直制。
「3」「2」「1」「ドッカーン」
「わーい」「なぜなにじえいたい」
「はい、と言う訳毛で始まりました。私は解説の和美お姉さんよ、そしてー」
「僕は護衛艦の妖精しまゆき君さ。もう突っ込まないけど今週のお題は決まってるの?」
「突っ込んでよ! それがしまゆき君の仕事でしょ?」
「僕はそんな仕事してないよっ、僕はこの番組のマスコットで聞き手なんだから」
「え? マスコット?」
「ごめんね! マスコットらしくなんて、どうせ僕は改造人間だよ!」
「あ、いいのよいいの。私は気にしないから。ただ突然言われて驚いただけだから」
「驚くのも失礼なはなしだよね。フッ、でっ、今週のお題は?」
「そうね、今週のお題は先々週の続きで遠洋航海の話をしましょうか」
「えっ、忘れたからもう止めたんじゃないの?」
「そうも言ってられないのよ、ネットでも中々ネタが転がってなくて……」
「ネタをネットで探すのはもう止めたら? お姉さん」
「何言ってるのしまゆき君、この番組は基本作者の体験談で構成されてるのよ。それはとっくの昔に枯れてるの、水が一滴も出てこないのよっ、ネットで探すしかないじゃない!」
「ドウドウ、落ち着いてお姉さん。分かったよ、ごめん、謝るからさ」
「ハァハァ、分かれはいいのよ。さぁ遠洋航海の続きね、えっとー……、うーん」
「思い出してから始めてよお姉さん! じゃあ僕の質問に答えてなかった部分があったからもう一度質問するね」
「えへへ、いいわよドンと来なさい」
「ったくぅ。はい質問です、遠洋航海の時は五直制になるって言ってたけど、そんなに増やしたら乗員が足りなくなるんじゃないの?」
「あ、それね、それはねぇ他の分隊から借りるのよ」
「他の分隊から借りる? どこの分隊から借りるの? 他の分隊もワッチはあるでしょ?」
「四分隊は無いわよ、主に経理関係の乗員ね」
「あ、そうだよね、無いよねワッチ。でもいきなり艦橋に立と言われてもー」
「そう、操舵種とか見張りに立ないわよ。だから艦橋伝令に立ってもらうの。これなら各見張りから上がってくるのをそのまま当直士官に伝えればいいだけだから」
「なるほどね、考えたね」
「まあ慣れてきたら他の所にも立ってもらったりするけどね。他に質問は?」
「実は僕もお姉さんが見たネットを僕も見たんだけど、そこでチラッと人命救助した艦がるって言ってたよね」
「なによしまゆき君、君のことじゃない」
「えっ、僕?」
「そうよ一度放送したじゃない、ヤシの木から落ちて腰の骨を折った少女よ」
「あー、放送したね」
「じゃあ来週はもう一度ドジっ子少女の話をしましょうか。今週はここまでね」
「うん、それじゃあみんなー」
「「バイビーー」」
ガタン、と終わりのフリップが落ちてくる。




