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73式、Mk44とMk46をみ習いなさい!

 魚雷のことを書いたので今度は訓練魚雷回収のことを書きましょう。


 訓練魚雷は火薬の代わりに記録装置を搭載した魚雷です。


 魚雷にはまず探索深度が設定されます、そこを魚雷はクルクル回りながら上下に移動して探索するのです。


 そして探知したら目標に向け走り出します、その行程を記録するのです。


 ある程度走行した魚雷は停止して浮かび上がり、煙を上げて浮かび上がります。無くしたら大変だからね。


 その浮かび上がった魚雷を拾いに行くのです。


 書くだけなら簡単ですが、やるとなるとハンパないです。


 まず洋上に停止して内火艇を下ろすのが大変なのです。


 航海中は走っているのでロール(横揺れ)は酷くありませんが、停止すると途端にユラユラと、いやドップン、ドップンと揺れ始めます。


 そこへ前後をワイヤーで吊した内火艇を下ろすのです、このフックが外しにくくはめにくい、更に滑車付きの鋼鉄フックですので大きい、下手に当たると死にます。マジで。


 さて、下ろされた内火艇は波間に漂う魚雷へと近付きます。これが又危険なのです、下手に近付くと魚雷が内火艇の底をぶち破ってししまいます。


 ゆっくりと、波間に見える魚雷へと近付くのです。魚雷もタダでは捕まりませんアメリカ製の魚雷はちゃんと横になって浮かんでいるのですが、日本製の73式魚雷は縦になって浮かんでいるのです。


 メッチャ面倒! さらに目印のために上がっている煙は吸い込むと危険! というオマケ付き。


 なので73式を回収するとき下手に海面を覗き込むとスパーーン、とアッパーカットを食らいます。


 73式魚雷はこのアッパーを空振りさせて胴体を捕まえるのです。


 真ん中を吊り下げ用の鉄のリングで固定して前後をロープで内火艇に固定して艦まで引っ張って行きます。(海中の魚雷に身を乗り出してロープを巻くのも大変なんだよ~)

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