舞鶴とかとり。
舞鶴。ここも私は一回しか入港していない、なので日本海側はほとんど航海しない。
呉や横須賀にはよく入港していたのに何故か大湊と同じく一回だけだ。
何か理由があるのかも知れないが、全く分からない。
なのでこれ以上書くことがない。港がどんなのだったのか殆ど記憶に無いからだ。
と、言うことでこれからは「かとり」について話そうと思う。
言うまでもなく「かとり」は遠洋航海の旗艦だ。
当時のかとりは五千トンほどの艦で、主砲はまきぐもと同じく三インチ連装速射砲である。それを二機全甲板に段差をつけて装備している。ヘッジホッグもあったかな? 思い出しながら書いているので間違いが多いだろう。
あと入港するときに発射する礼砲用の砲もある。後甲板はヘリ甲板になっており、そこに天幕を張りレセプションを行う。
私達海士はそこにボーイよろしく腕に白い布を下げて銀色のオボンを持たされる。
そこに飲み物を載せて配って回るのだ、ただ不慣れなので良く落として割っていた。
レセプションが終わると残り物を食べる。
そうそう、かとりには食べ物を運ぶ用の大きなエレベーターがあったなぁ。調理室と繋がっているのだろう。
まきぐものジュースが無くなったとき、かとりに出入り禁止となった。案外セコイ。