表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
395/666

VHDの3D。

「3」「2」「1」「ドッカーン」


「わーい」「なぜなにじえいたい」


「はーい、今週も何故なに自衛隊の時間よっ。私は解説の和美お姉さんよ、そしてー」


「僕は護衛艦の妖精しまゆき君さっ」


「さて、今週も先週の続きよ。今週はいよいよVHDの3Dのことを解説するわね」


「うん、でも少し前に映画で流行った3Dとどう違うの?」


「基本的に違わないと思うの、視聴するためにはメガネと言うか今のバーチャルで使っていそうなバイザーを使っていたわ。そして有線だったのよ」


「有線? あ、メガネと本体が繋がってたんだね」


「そうよ、そしてソフトだけど有名な映画なんかは無かったわね。アニメが二本と後は月刊誌みたいな実写も入ったアニメ情報ソフトがあったわね」


「アニメは二本しか作られなかったの?」


「私が知ってるのが二本だけかも知れないけど、一つはキャラデザがモンキーパンチ先生でマジックが使われていたアニメだったかな。もう一つは二足歩行のバイクレースの物語よ」


「二足歩行のバイクって気になるけど、アニメ情報誌みたいなソフトって何なの?」


「あーこれはね、メインキャラがダグラムなのよ」


「ダグラムって太陽の牙の?」


「そうそれ! ダグラムて肩に超砲身乗っけてるじゃない。あれに目を付けたみたいね」


「あー、砲身を3Dで表現したんだね? で、どうだったのかな。ねえ」


「そんなワクワクして聞かれても……、微妙だったわよ。背景も崩壊した町並みを二段スライドさせるだけだったし、肝心の砲身も飛び出てる! て言うか盛り上がっている感じだったかな」


「フーン、うまく表現できなかったのかな。他には何が入ってたのお姉さん?」


「他には戦前の映画とかDAIKONⅢの女の子のみの映像とか、後は実写で女の子が更衣室で乳繰り合う映像とかが入ってたわね」


「お、女の子が更衣室でー」


「なに想像してんのやらしいわね、棒キャンディーの食べ合いとかしてただけよ」


「ぼ、棒キャンディー!!」


「キャ! しまゆき君鼻血が、何やってんのよっ。もう、今週はここまでよ。早くティッシュいえタオルを貰いなさい、あなた出血多量で死んじゃうわよっ」


「ダーー、ごべんなざい。ぞれずぁぎんなー」


「バイビー。はいいいから急いで、しまゆき君」


 ガタン、と終わりのフリップが落ちてくる。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ