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ボフォース弾庫。

「3」「2」「1」「ドッカーン」


「わーい」「なぜなにじえいたい」


「はーい、どーもー。今週も何故なに自衛隊の時間だよー、みんなー集まれー。私は解説の和美お姉さんだよ。そしてー」


「僕は護衛艦の妖精しまゆき君さ。さてお姉さん今週は弾庫その二。だよ」


「そうね先週は短魚雷の弾庫は無い。と言う話しをして終わってたわね、今週はそこからね」


「そうだったね、結局発射管が弾庫の代わりなんだよね?」


「ええそうよ、まあ発射管は三本あるからボホースの様に連続発射とかしないから弾庫はいらないんでしょうね」


「なるほど。で次はそのボフォースの弾庫の解説をお願いするよ」


「了解よ。この弾庫は特殊で揚弾機が管制室と第二居住区を貫いてるの、一番底の方にある弾庫よ」


「そうなると入り口もその居住区にあるの?」


「ええ、入り口は四角いハッチで四隅を固定するタイプのハッチなの」


「広さはどれぐらいなのかな」


「広さは居住区と同じかそれ以上に広くて、でも前部にあるので先細りね。一番前には信管保管用の小部屋があるのよ」


「信管は精密機械だからね、大きな缶詰みたいな缶に入っているだよね」


「そうよ、信管はもちろん発射する前に特殊な缶切りで取り出してボフォース弾の先端に取り付けるわ。ねじ込みしきなのよ」


「たしか天井近くにレールが通っているんだよね、以前そんなこと書いてあった気がするんだけど」


「よく覚えてるわね、ボフォース弾は爆雷だからもの凄く重いの。持ち運ぶ事なんて黄色い演習弾でもできないわ」


「どうやって揚弾機まで運ぶのかな?」


「レールにはフックが付いていて、そのフックで吊り下げて運ぶのよ。動力は無いので手動になるわ」


「へえ、中々大変そうだね」


「揚弾機は電動だけど手動でも揚げることが出来るのよ。二人が借りて七十四回だったかな、レバーを回すのよ」


「それも大変そうだね」


「装填するときはボフォースを垂直に立てるの、四つの筒が半円形に並んでいるから旋回させることで全ての筒に装填できるのよ」


「あ、平行に並んでたら穴一つじゃ装填ができないよね」


「筒の中にはグリスが塗られていて滑りやすくなってるわ。装填されたら電極を弾に繋げるのを忘れちゃダメよ」


「その電極で発射させるんだね、でもそのままじゃ千切れちゃうよね、どうするの?」


「多分千切れても大丈夫なのよ、後処理は禿げた塗装を塗り直すことしかやってないわ」


「筒の中のグリスは? グリスも塗り直すんでしょ?」


「ええ、これは繋ぎを着て筒の中に上から入って塗るのよ。斜めにしているからずり落ちながら塗るのでパンツが食い込んで大変な事になるけどね」


「へえ、中に入るんだ。確か昔の大砲も中に入れたよね?」


「うーん、昔そんな話しを聞いたことがあったわね。あ、もう時間ねしまゆき君」


「そうだね、それじぁみんなー」


「「バイビーー」」


 ガタン、と終わりのフリップが落居来る。

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