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恐い話しになるとこだったね。

「3」「2」「1」「ドッカーン」


「わーい」「なぜなにじえいたい」


「はあい、どーもー。解説の和美お姉さんですよー、いつも見てくれてありがとーね。そしてー」


「僕は護衛艦の妖精しまゆき君さっ。今週は謎の施設に潜入する話しだよお姉さん」


「何よ謎の施設て、普通のウエーブ隊舎じゃないの」


「チッチッチッ、違うんだなぁ。普通の隊舎じゃ無いんだよ、ウエーブ、隊舎なんだよお姉さん」


「はいはい、女の子の園って言いたいんでしょ? どうしたの、テンション高くない?」


「そ、そうかな、普通だと思うんだけど……」


「もういいわよ。で、その普通じゃない隊舎がどうしたの?」


「うん、鉄筋コンクリート三階建ての隊舎なんだけど、三階がまるまるベニヤ板で封印されてるんだ」


「封印? なんで封印って分かるの? ただ古くなって危険だから入らないようにしているだけじゃないの?」


「そんなことで階段の途中から全体をベニアで封鎖するわけ無いだろ。それにそのベニヤ板にはお札がベタベタと貼られていたらしいんだ」


「お札! でも作者はそんなことー」


「フッ、何か落書きがしてあった。と書いてるだろ、あれはお札のことなんだよお姉さん。あの隊舎は戦前からある隊舎だから、もしかしてー」


「ゴクリ、出るのかしら? 出るのかしらしまゆき君!」


「ウエーブ隊舎だからね、詳細は分からないけど多分」


「でもでも作者は三階に入ったのよね」


「そうみたいだね、公用士のとき遠洋航海に持って行く映画フィルムを捜していたんだ。佐世保の艦は暫く遠洋航海に行かなくて、久々にまきぐもが行く事になって慌てて捜したみたいだよ」


「結局総監部の倉庫の奥に埋もれていたのよね。良く見つけたわね」


「話を戻してー」


「戻さなくていいから」


「えっ、戻さなくて?」


「ええ、その話はそれでお仕舞い。今週はこれまで」


「そんな、まだ早いよお姉さん。スレッガーさん並に」


「大丈夫よ、充分牽制にはなってるから。それじゃあみんなー」


「牽制? ちょ「バイビーー」」


 ガタン、と終わりのフリップが落ちてくる。

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