じじい? じじいか!? じゃあお前は何だ小僧がっ!
「ぐぉら、じじい!!」
じじい? 爺だと! この僕がっ。
今日の午前十一時過ぎ、いやもう昨日か。僕はパチンコ屋の前の自電車置場を通っていた。
そこへ丁度原付にまたがりバックしようとしている男性が居た、僕はその後ろを横切ったのである。
そしたらこの罵声だ。
うん、分かる。分かるよ、きっと朝から並んで入店して昼まで掛からず全財産をすってしまったのだろう。
うん、僕にも身に覚えがあるよ。こんな店二度と来るものかっ! と誓い、以前そう思って暫く通わなかった近くの店に行ったものだ。
うん、そうなるよね。だけどね、僕の事を爺呼ばわりするのはー、間違っているんじゃないかな? まだ六十にもなってないし、心はいつも十五才だし、頭の中は八歳だから。
えっ、十分爺だつて? 世が世なら孫が居る歳だって? いや使い方間違ってるよそれ。
だけど……そうだよね、二十歳のとき体重は六十四キロだったのに今じゃ九十キロ。自家発電もチン子が痛くなるから一日おきにやってたのが今じゃ大分間隔が開いたなぁ。
やはり僕はもうじじい、になってしまったんだなぁ。
しかし! このまま死んでなるものかっ。絶対に何か当ててやる!
食あたりでも可!




