運が悪い顔? どんな顔じゃい!
「3」「2」「1」「ドッカーン」
「わーい」「なぜなにじえいたい」
「はーいみんな元気? 私は解説の和美お姉さんだよー。そしてー」
「僕は護衛艦の妖精しまゆき君さ、お姉さん早速だけど今週のお題は『コレクトコール』だよ」
「コレクトコール? 何それ」
「コレクトコールはね、相手側にお金を払って貰う電話の事だよ」
「小包の着払いみたいなもの?」
「ん、まあそんなもんだよ。でね、作者はハワイで少し遅い時間帯で家に電話を掛けたんだ」
「ええっ! 何考えてんの作者は、ハワイとじゃ二時間ぐらい時間ずれてるでしょうに。あれ? 四時間だったかな」
「そうなんだよね、コレクトコールする時も苦労して数字を伝えてたら交換手のお姉さんに、日本語でどうぞ。てぇ言われたあげく、実家からは、お前今何時だと思ってるんだ! って怒られたらしいよ」
「家の人も大変よね。そうそう、大変と言えば夜のワッチは普通二時間なんだけど時間帯変更線を通るとき一時間伸びでワッチが三時間になるときがあるのよ」
「三時間かぁ、そのワッチに当たらなかったら一時間多く眠れるんだね」
「そう言う事になるわね、でも反対に一時間短くなるときもあるのよ」
「あ、反対側に進めばそうなるね。でも運次第だよね」
「作者は運がもの凄く悪いから伸びるときに当たって短くなるときには外れていたらしいわ」
「うん、そうだろうね、運が悪そうな顔してるもん」
「言うわねしまゆき君。あと作者は自分たちの映像が残って無いことか不思議だ。って言ってるみたいね、当時はYouTubeなんか無かったし、そんなに注目集めてなかったから仕方無いとおもうんだけど」
「あぁあれね、初めは六四式を担いで行進する予定だったのに止めちゃって各国の海軍と一緒に行進した奴だね」
「今はアメリカと演習しただけでYouTubeで放映されるけど、当時は全然相手にされなかったのよねぇ」
「あ、でも女の子を助けたのは新聞に乗ったらしいよ」
「あー、そう言えばそんなこともあったわね。まあ護衛艦が外国の少女を助けたんだから少し話題になったんじゃない? ワイドショーでは報道されてないでしょうね」
「んー、どうなんだろ覚えてないや。三十年も前の話だもんね」
「そーゆーこと。じゃあ今日はここまでにしときましょうかしまゆき君」
「うん、なんか久々に自衛隊の話しだけで終わった気がするよ」
「え、いつも自衛隊の話ししてるじゃん」
「半分かそれ以下でね。それじゃあみんなー」
「「バイビーー」」
ガタン、と終わりのフリップが落ちてくる。




