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なんか凄いことにー。

「3」「2」「1」「ドッカーン」


「わーい」「なぜなにじえいたい」


「ヤッホーー! みんな快便してる? 私はねぇ今日はホントに良い排便でした。もうお尻が軽い軽い」


「ち、チョットお姉さん何大声で言ってるのっ!? 便秘が治ったからってお姉さんも女の子なんだからっ」


「フッ、この開放感、しまゆき君には分からないのよ。久々の気分爽快よっ」


「……まったくお姉さんは食生活見直しなよ、どれぐらいため込んでいたのやら。それより自己紹介もまだだよお姉さん」


「そうね、私は解説の和美お姉さんだよ。そしてー」


「僕は護衛艦の妖精しまゆき君さっ。今週のお題は『船酔い』だよ」


「あれ? 大分前に解説してなかった? あっ、待ってオナラ出そう。これは……大物よ」


「本番中だよお姉さん! 我慢できないの?」


「できなくも無いけど……、オナラを我慢すると体臭が臭くなったり口から輩出されるのよ、ここは出して置いた方が無難みたい」


「じゃあ隣の空いてるスタジオで早めに済ませてよ。その間何とか繋げておくから」


「そう? じゃ、お願いするわねーー」


「一応防音扉をちゃんと閉めろよーー」


「分かったーー……」


「フゥ、あっ、えっと皆は船酔いしたことあるかな? 作者が始めて経験したのは教育隊でのカッター訓練でー」


 ズズン!!


「おわっ、地震だっ! 皆落ち着け、そんなに大きくはないみたいだ。えっ、地震じゃない? 隣のスタジオから?」


「お待たせーしまゆき君、いやあスッキリしちゃった。エヘ」


「お姉さん……、隣でガス漏れ警報なってるんだけど。いや、それよりビルを震わせるなんてー」


「ガス漏れ? 大丈夫よそんなに臭くはなかったわ。なんせ今の私のお腹は絶好調だから」


「う、うん、そうだね。ハァ、もういいや。解説お願いするよお姉さん」


「ええ、でもこれって前に解説したわよね?」


「うん、でも今回新しいエピソードを書いてるみたいだよ」


「あ、首を横にする話しね。これは作者が見張りのワッチ中に吐いた事が発端になったのよ」


「ワッチ中はトイレに行けないから外に吐いてたんだね?」


「そうなんだけど外だから風があるのよ、風が弱い日はそのまま海へと落ちるんだけど風が強いと下から吹き上げられるのよ」


「で、この時吹き上げられた物がー」


「砲術士の頭の上に、落ちたのよ」


「そりゃあ、うわわっ! てぇなるよね。吐く物が無くなっていたから胃液だもん」


「でもしまゆき君、この時砲術士は叱らずに船酔いの防止方法を教えてくれたのよ」


「うん、凄いね。胃液を掛けられたのに」


「その後作者が教えられた様に艦が上下する毎に頭を横にしていたら艦長に」


『何をやっとるんだチミは?』


「と聞かれることになるわ。それで砲術士のことを作者は話してー、という流れになったのよ」


「たったそれだけで褒めてくれる艦長も居るんだね」


「当時、幹部が直接士を指導する事はあまりなかったのよきっと。あ、もう時間よしまゆき君」


「そうだね、それじゃー」


「待ってしまゆき君! また出そう、今度のはさっきのより大きいわ」


「ええっ、やめてよお姉さん。スタジオがいや、このビルが壊れちゃうよっ」


「そんなこと言ったって、出物腫れ物所構わずよっ。覚悟してっ」


「覚悟って、そんなー」


「あっ、あー生まれるーー!」


「産んじゃダメだよーーー」


 プツン、ザーーーーーー。

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