フム、宣伝はうまくいったみたいだな。
「3」「2」「1」「ドッカーン」
「わーい」「なぜなにじえいたい」
「はーい良い子のみんなー、今日はお知らせがあります」
「えっ! お姉さん又打ち合わせしてないことをー」
「実は作者はこことは違うノクターンノベルズにも小説を書いてるんだよっ。凄いねっ」
「それって以前お姉さんが見に行ったけど、運営にバン、された小説じゃないか」
「……題名は『僕の股間に舞い降りたのはー』です。ご覧の通り18禁ですね、だから大きいお友達は見に行ってね❤ 内容はここと同じ海自が舞台ですよ」
「あれ? 前の主人公はは小学校の警備員だったようなー」
「今回は新しく改良して、いい? 改良して『護衛艦まきぐも』に乗艦している宮崎士長が主人公なのよ」
「それって作者が主人公じゃないかっ! ……お姉さん、作者にいくら貰ったの?」
「な、何を言ってるの、お金なんか鐚一文貰ってないわっ」
「じゃあ何貰ったの?」
「……サウナの、入場券」
「お姉さん、そんなので買収されるなんて」
「なによ、最近暑いからシャワーだけじゃ疲れとか撮れないのよっ。いいじゃない少しぐらい宣伝しても」
「良くないよ! ほら、もう半分時間使ってるじゃ亡いか」
「そ、それはしまゆき君が突っ込みを入れちゃうからでしょ。何はともあれ、ノクターンノベルズの『僕の股間にまいおりたのはー』を宜しくねっ。黙っててあげるから良い子の皆も読んでいいわよ」
「ダメだよ! 18禁なんだから、またバンされちゃうよ。巻き込まないでよねお姉さん」
「まあこんな物よね。よし、それじゃあ本編始めるわよ。解説の和美お姉さんでーす、そしてー」
「本編って、あ、僕は護衛艦の妖精しまゆき君さっ」
「さてしまゆき君、今週のお題は制服の裏、よね?」
「うんそうだね、そうんだけどーお姉さんは……いや、もういいや」
「ようやく諦めたわね。当時は影のオシャレが流行ったのよ」
「影の?」
「そう、海士はジョンベラの裏で海曹は上着の内側ね、二つとも冬服の制服で黒だから刺繍をするのにはピッタリね」
「専門の業者でも居たのかな? 確か虎とか龍の刺繍だったよね」
「ええ、もうやってる人は居ないでしょうね。もし俺は今でも虎の刺繍入りのジョンベラ背負ってる。という人が居たら連絡わしいわね」
「そうだね、でも一応官給品なんだから勝手に改造したらダメなやつだよね」
「次は靴、短靴という革靴なんだけど、これは履き古したら作業靴になるわ。新しいウチだけ制服用にしておくのよ」
「靴は消耗品だから頻繁に支給されてたみたいだね。あっ、お姉さんそろそろ時間だよ」
「そうね、まあ、なんだかんだでまあ良い時間稼ぎだったわね」
「作者が尺稼ぎは止めろ、って言ってた癖にね。こんな宣伝させるなんて」
「フフン、私はこれからサウナよっ。溜まった疲れを癒やすの」
「あ、でももうすぐ八時だよ、確かサウナは八時まででお酒も出ないよ」
「ええっ! お酒出ないの? ビールは出るでしょ?」
「だから出ないって言ってるじゃ無いか、ビールもお酒だよ」
「そんな、サウナでビールが飲めないなんてー。シヨシヨノパー」
「あぁ、崩れ落ちちゃった。それじゃあみんなー」
「バイビーー」「…バイビ」
ガタン、と終わりのフリップが落ちてくる。




