後後まで残った物
お久しぶりです。
ここでは私が入隊して後後まで残った物を二つ書きたいと思います。
先ずは「金曜日のカレー」です。
海自と言ったらカレーが有名ですよね、そのカレーが出されるのが以前は土曜日だったことをご存知でしょうか?
なぜ土曜日から金曜日になったのか、それは当時の勤務形態が関わっています。
当時土曜日は半ドン、つまり午前中だけ仕事だったのです。仕事が終わり上陸(外出)するには上陸員整列つに参加しなければ上陸できません。
しかし、配食が始まるのは整列の後です。整列が終わったなら艦内に戻る事ができません。なのでせっかくのカレーを食べることができないのです。
それで隊員からカレーが食べたいので土曜日のカレーを金曜日にしてくれ! と申請が出され、カレーの日が金曜日に変わったのです。
どんだけカレーが食べたいのかよ! という話です。
次に射撃訓練後の空薬莢の話です。
皆さんは空薬莢が一個見つからない為、何時間も探し回った。と言う話を聞いたことがあるでしょうか? あれは……、私達が悪いのです。
私達が射撃訓練をして、空薬莢を持ち帰り砂を詰め、同じく持ち帰った弾を詰めて磨き、本物の様にして飲み屋や友人、色んな所にバラまいた結果……、この様な事になってしまったのだとー、思います。
それと銃の薬莢だけではなくー、艦に搭載されている三インチ砲の薬莢もです。
中には玄関にピカピカに磨いた、二十ミリから五インチまでの薬莢を並べている隊員も居たと聞いています。
私も一個ほど拝借して倉庫にしまっていたのですが、置き忘れてしまいました。
なぜお持ち帰りができたのかと言うと「海に落ちた」とー、言えば良かったからです。
以上、報告終わり!