済みませんね、今18禁の方が忙しくて。
「3」「2」「1」「ドッカーン」
「わーい」「なぜなにじえいたい」
「はい、今週もやって来ましたなぜなに自衛隊の時間だよー。私は解説のお姉さんこと、和美お姉さんです。そしてー」
「僕は護衛艦の妖精しまゆき君さっ、お姉さんあれから作者には会えたの?」
「それがぜんぜんダメ、一体何処に雲隠れしたのやら……クソ」
「お、お姉さん言葉遣いは慎重にね、今更だけど」
「あら私としたことが、ゴメンねしまゆき君。それで今週のお題は?」
「今週は「まきぐも」の後部甲板での出来事みたいだよ」
「まきぐもの後部には色々と道具があったわね、雑音発生装置でしょそれに曳航式ソナーのVDS」
「いや、解説して欲しいのは夜中に水側員が出て来て後部甲板でやってたことなんだけど」
「えっ、あ、あれね、あれはー、えっとーね、あぁ雪国よ、ほら」
「何言ってんだか。なんだ、お姉さんも知らないんだ」
「し、仕方無いのよ、三十年以上前の話しでしょ。作者も完全に忘れてるし、……他の解説しましょ、ねっ」
「……はぁ、じあゃ後部見張りは魚雷員が担当する部署なんだね」
「そうよ、当時は海士が多かったみたいで作者は左右見張りからあぶれたみたいね。普通は魚雷の海曹が担当する部署なんだけど」
「それは楽な部署、てぇことなの?」
「そうよ、護衛艦が縦に並んで進むのを除いて後ろから突っ込んで来る船はそう居ないし、寒い日なんかペイント庫に入って暖を取れるのよ」
「へぇ、オマケにお酒も飲めるなんて良い部署だね後部見張りって」
「ええ、でもたまに交替する人が二度寝して出てこないこともあるのよ」
「えっ、確か交替員は艦橋に整列するんだよね」
「それが後部見張りはいちいち艦橋まで行かないで済むようにして、直接後部に行くから確認ができないのよ。それで待てど暮らせど交替員が来ない」
「わぁ、どうするのさ、次の交替まで待つの?」
「一番良いのが艦橋に連絡して起に行って貰うのが良いんだけど、ベッドを知らないのよね」
「次直なら分かるけど、自分の直だから何処のベッドで寝てるのか分からないんだね」
「仕方無く自分で起に行くと部署を離れた、と言う事で起こられるのよ」
「理不尽だね、二度寝した方が悪いのに」
「階級が低いといろいろとあるのよ自衛隊は」
「と、落ちが付いた所で少し早いけど今週はここまでだねお姉さん」
「ええ、でも最近私達の出番が少し少ないような気がするのよね……」
「えっ、そうかなぁ。いつもの週一ペースだと思うんだけど」
「気のせいなら……良いんだけど。それじゃあみんなー」
「「バイビーー」」
ガタン、と終わりのフリップが落ちてくる。




