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告白しよう。

「3」「2」「1」「ドッカーン」


「わーい」「なぜなにじえいたい」


「ねえ聞いて、まきぐも君!」


「わあ! お姉さんいきなりどうしたの?」


「私こことは違うスタジオ見つけたの、ここの時間が終わったらそっちで続けられるわっ」


「それって前書きスタジオ?」


「え、知ってるのまきぐも君!?」


「知ってるも何もあそこは作者専用で、僕達があそこで何かやってもお金になんないよ?」


「嘘、マジで? そんな~、シオシオのパ~~」


「もう、お姉さん座り込まないで、ちゃんと立って」


「……まきぐも君、今週はこれでバイビーーしよう。なんかやる気無くなっちゃった」


「ダメだよお姉さん、バイト代出ないよ」


「うっ、そうね。バイト代が無いとまた納豆とご飯だけになっちゃうものね。分かったわ、で、今週のお題は何?」


「今週は遠洋航海みたいだよ。主にインドの事が書かれてるね」


「インドかぁ、今はもの凄く発展してるみたいよね。でも作者が行ったのは三十年以上前だからまだまだ発展途上国真っ盛りの時代ね」


「それに作者は二回同じコースで遠洋航海に参加してるけど、インドとスリランカに行ったのは最初だけで二回目はなぜか立ち寄ってないんだってね」


「きっと色々あったのよ。で、『かとり』は何処に行ってもヘリ甲板に天幕を張って夜に大宴会を始めちゃうのよね」


「作者もボーイとして駆り出されてるね」


「まあ良いんじゃない、残り物だけど最後に美味しい物食べられるし。設置と後片付けは大変だけど」


「かとりと言えば入港する度に缶ジュースを仕入れにかとりの自販機から大量に群がるので、かとりへの出入りが禁止になるなんて、そんなに飲みたいのかな?」


「そりゃあね、飲み食いしか娯楽は無いんだから仕方無いでしょ。いや、大問題と言っていいわよ」


「へー、そうなんだ。で、話を戻してインドなんだけど普通は港に入ると水を補給するんだけど、水が汚くて補給することができなかったみたいだね」


「そうみたいね、でも直接浴槽に引いてシャワーだけ使ったみたいよ。茶色の水だったそうだけど」


「うわぁ、僕は浴びたくないなそのシャワー」


「当時は片腕や片足が無い人が町には多かったらしいわ」


「戦争かなんかで失ったの?」


「いいえ、赤ちゃんの時に親から切り落とされたみたいよ」


「えっ! なんでさ、なんで親がそんなことをー」


「片手片足の方が同情されてお金を多く恵んで貰えるから、だって」


「なにそれ、でもみんながそうら切られ損じゃん」


「まあそうなんだけどね、町には小さな子供が沢山居るけど絶対にお金をあげてはいけない、というのは有名な話しよね」


「あ、聞いたことある。群がって収集が付かなくなるからだね」


「……まあそうかな。なのに立派なホテルとかも建ってるのよ、作者がカレーを頼んで食べられなかったのもそこよ。宝石をあめ玉の様に売っていたのも」


「なんにせよ発展して良かったね、もうあれだけの国になったんだから。あ、もう時間だよお姉さん」


「あら、そうね。なんだか少し重くなっちゃったわね、次回は明るく行きたいわ」


「だね、それじゃあみんなー」


「「バイビーー」」


 ガタン、と終わりのフリップが落ちてくる。

 あれは三輪バイク数台である場所へ向かう途中だった。


 途中一時停止したとき数人の子供達が群がってきた、白い制服を着ている私達は相当に目立っていたのだろう。


 その中の一人が私の肩に手を伸ばし掴んできた! 私はなんとか振り払ったが……、肩には小さな黒い手形が残っていた。


 私達はその子達を振り切り、目的の場所に到着した。


 到着した場所はー、売春宿。私達は女を買いに行ったのだった。

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