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いいもんね。

 いいもんね、私には前書きと後書きがあるじゃないか。


 先週の続き書いちゃうもんね。


「あっ! やっぱり作者だ、こんな所にいた!」


 げっ、和美お姉さん何故ここがっ。戦略的退散!


「あっこら、待て! 私達にもここ使わせろっ」


 やなこった。

「3」「2」「1」「ドッカーン」


「わーい」「なぜなにじえいたい」


「ヤッホー、みんな元気ー。解説の和美お姉さんだよー。そしてー」


「僕は護衛艦の妖精まきぐも君さ。お姉さん先週は大変だったね」


「そうよ誰があんな奴出したのよ、全く迷惑以外の何物でも無いわ」


「あー多分お姉さんが連れて来たんだよ。誕生日プレゼントだとか何とか言って」


「えっ、そうだったかしら。まあそんなこともあったかも知れないわね、それはそれで置いといて。さあ今週のお題は何?」


「いつものようにサラッ、と流しちゃうんだね。まあいいけど今週のお題は防火防水だよ。主に防火だね」


「防火かあ、そう言えば昔と今では装備がかなり違うわね。そのまんま町の消防士みたいになんちゃってるのよね」


「昔はどんな装備だったの?」


「うん、防火服は昔の火消しなんかが着ていた厚手の燃えにくい布だったわ。酸素ボンベも背中に背負うタイプじゃなくて胸の前に特殊な薬品が入ったカートリッジ式なのよ」


「特殊な薬品が入ったカートリッジ? なんかもの凄く面倒な物を使ってたんだね」


「そうね、これは胸の前の装置に下から差し込むことによってカートリッジに穴が開いて酸素が発生するの。その後その酸素を吸って二酸化炭素を出したらそれをカートリッジに送り込んで又酸素を発生させるを繰り返すの」


「吸うホースと吐き出すホースがあるんだね」


「そうよ、ただこれは化学反応を伴うので火傷をするような熱が発生するの。だから使った後は直ぐに海へポチャンね」


「え、海へ捨てちゃうの? 再利用とかー」


「できないわよ。化学反応起こしてんのよ、そんな危ない物再利用なんか出来ないわよ」


「うわ、酸素ボンベになってよかったね」


「あと変わってるのが万能のズルみたいね」


「あー水が出る所がナウシカのガンシップみたいに縦に並んでる奴だね」


「ん? あ、そうね言われれば似てるわね。下の穴が直流の水が出て、上のアナからは水霧が出るようになってるの。切り替えは丈夫にレバーが付いていて後方に倒れているから立てると水霧、前に倒すと直流となるわ。因みに水を出すときにはチャージ! と叫んでからね」


「フーン、なかなか格好いいね。じゃあ艦で編成している応急隊が町の消防士に嫌われてるってえ書いてあるけどー」


「それはね、応急隊は家が崩れるなんて設定してないからよ。だからどんな場所でもズカズカ入って行くから嫌われるのよ」


「そうか、艦は鉄でできてるからそう簡単に崩れ落ちたりしないよね。崩れたら沈むときだし」


「そうなのよ、訓練にも問題あるわ。作者も書いているけど機関室と丸タンク、丸タンクは燃え上がる火柱に向かって二人一組で突き進んでいくし、機関室は足下から燃え上がってくる火を追いやりながらドンドン奥の方へと入って行くのよ。火と煙を怖がらなくなっちゃうわよ」


「それはホント危ないね。あっ、お姉さんそろそろ時間だよ」


「……まきぐも君、その時間なんだけど作者のように伸ばせないの?」


「何言ってんだよ、作者でさえ強制的に終了したじゃないか。無理だよ」


「そっかー、無理かー。うん、それじゃあみんなー」


「「バイビーー」」


 ガタン、と終わりのフリップが落ちてくる。


「お姉さん何か企んでない?」


「ハハ、まさかー」

 ふう、ここまで来れば追ってはこれまい。全くなんでここがバレたのかな。


 今週は用心のためにここも閉めておこう。

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