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フハハハハ !

「3」「2」「1」「ドッカーン」


「わーい」「なぜなにじえいたい、特別編!」


「どもーー、解説の和美お姉さんだよー。今週は特別編ということで特別ゲストをお迎えしていまーす」


「ども、作者です」


「ちょっとお姉さん、なんで作者なんか呼んだのさぁ。あ、僕は護衛艦の妖精まきぐも君さ」


「んー、なんでも急に話したいことがあるからって。それに誕生日のプレゼント代わりに番組に出せってうるさくて。まあ作者だし新しいネタならいいかなって思って」


「話したいこと? 新しいネタを作者が?」


「いや新しいネタじゃないんだけどね。聞いてくれよまきぐも君、和美お姉さん。僕の夢の話なんだけどね、最近なぜかレベルが上がってるんだ」


「夢のレベルって、自衛隊の話じゃないじゃない! ダメよこの番組は海自の話でやってるんだから」


「待ってお姉さん、その夢って目標とかじゃなく寝て見る夢の事だよね? なら海自の夢かも知れないよ」


「あ、なるほど。だったらいいわ話してみそ」


「話してみそ、なんていつの時代の人間だよ。いや、海自とは全然違う夢なんだけどー」


「……はい終了ーー今週はここまでよー、みんなー片付けてー。まきぐも君もお疲れ様ー」


「ま、待ってくれよ、お願いだ話だけでも聞いてくれ!」


「だからその話が聞けない、と言ってるんだけどね。どうするお姉さん」


「無視無視、あーもう変なのに関わっちゃったわ」


「フッ、フフ」


「あ、お姉さん作者が不気味に笑ってるよ」


「ヒッ、い、いや、こっち来ないで。わ、分かったから、こっちくんな!」


「フッ、フッ、フッ、何がー、分かったのかな?」


「話を、話を聞くから! 止めて、近づかないで!」


「フム、分かってくれて嬉しいよ和美さん」


「うわあ、舐めまわす様に相手を見ながら不気味に笑うとか……。流石は作者だね」


「見てないで助けてよ、まきぐも君!」


「ま、伊達に不審人物やってないからね。じゃあ遠慮なく話させてもらうよ?」


「あ、指定されてるんだ」


「この夢はここ最近たまに見る夢で、なんとオールカラーなんだ」


「なによ、元々夢は色が付いているってえ話じゃない。珍しくないわ」


「いやいや、ちゃんと最後まで聞いてくれよん。この夢を見る時はいつも二度寝をした時なんだ、つまり浅い眠りの時に見た夢なんだ」


「二度寝ダメじゃん! ちゃんと起きようよ」


「まあまあ、それはいいから。良くないけど。それで最初の夢は飛ぶ夢なんだ、知らない町中をまるでラ〇ちゃんみたいに自由に低空飛行できてたんだ」


「ウチ飛べるチャ! みたいな?」


「そう、そんな感じ。そしたら欲が出て来てもっと高く飛ぼうとしたんだけどー」


「落ちたのね、ざまぁ」


「違う違う、背中が誰かの胸に当たったんだ。トン、てえ感じで」


「ちゃんと周りを見てないからよ、夢の中でも人に迷惑かけるのね作者は」


「……突っ込みは暫く止めてくれないかな。フッ」


「お姉さん止めときなよ、またやられるよ」


「クッ、分かったわよ。後で、後で……」


「フム、で、その背中の人物が私の右肩にポン、と軽く手を置いたんだ、暖かく優しい手だった。そしてフッ、と前を見るとー、そこには青空の下綺麗な山々が連なっていてー感動ものだった」


「え? そこで終わりなの?」


「一つ目の夢はね。ただの夢の意味を良く考えてほしい、リアルな町と山、そして背後の多分男性の」


「あー作者、すまないがもう時間なんだよ。もうこれ以上はー」


「なに時間だと? そんな物僕が作者権限で修正してやるっ! 」


「ちょっと何よ作者権限てぇ! 時間は守りなさいよ。私は残業なんかしないわよ、残業代を倍払ってくれるなら考えなくもないけど」


「いや、作者権限なんか無いから。あーもうかなりオーバーしちゃってるよ! それじゃあみんなー」


「あ、おい待てよまだー」


「「バイビーー」」


 終わりのフリップも落ちずにそのままプツン、と消える。

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